雑炊は、増水か、雑水か、時代によって変わってきています。淡路島由良の露しぐれでは、虎河豚のフルコースの後に雑炊です。U君とリッキー君家族と奥さんの誕生日祝い
雑炊は、増水か、雑水か、時代によって変わってきています。雑炊は、増水か、雑水か、淡路島由良の露しぐれでは、虎河豚のフルコースの後に雑炊です。家族で淡路(4)
雑炊は、増水か、雑水か
露しぐれで、ふぐのフルコースを食べ終わると、
仕上げはこれまでの鍋ににじみ出た出汁を使って、
雑炊を作ります。
大人は6人なので6人前ですが、子供2人を1人前と考えて、
合計7人分のご飯の量をお願いしました。
最近の鍋の後の雑炊は、ほとんどのお店では、
全ての鍋の具材を引き上げて、
出汁だけを使った雑炊作りが一般的な流儀になっています。
いつ頃からこんな雑炊の形式になったのでしょうか?
また、どこからこのような流儀が生まれたのでしょうか?
松葉博雄の子供の時代は、雑炊とは増水の意味で、
少しでも食べられる量を増やすことが目的でした。
そして雑炊とは、雑水の意味で、
あれやこれやを一緒に頂く意味でした。
それはお正月のお雑煮でも、
あれやこれやをお餅と
一緒に頂くしきたりが、今でも残っています。
今日の露しぐれの雑炊は、
二つの土鍋をいったん厨房に引き上げ、
厨房で雑炊を作り上げて、
出来上がった雑炊を部屋に運んできてくれました。
熱い熱い雑炊を食べた後は、熱くなった舌を冷ますために、
甘いシャーベットです。甘さは、黒糖と蜜で調整されていました。
皆お腹いっぱいになって、ちょっと畳の部屋で寝転んで、
しばらくは昼寝が出来たらいいなぁと思いました。
しかし、まだこの後、
お客様が続くようなので、ここでお食事は終了です。
民家を改造した造りで、
玄関の板場で会計をしてもらいます。
計算が出来るまで待っていると、
すぐ前に厨房が見えました。
露しぐれは全て個室で、あまり部屋数は多くなく、
その為に予約もなかなかとれませんでした。
露しぐれの駐車場の前には畑があり、
畑には新芽の雑草が生えて、
春が近づいている事が分かります。
雑草の頭上には、梅の花が咲いています。
由良の辺りの気候は温暖な気候で、梅の花が咲くのも、
淡路全体から見ると、早く咲いているように思えます。
少し離れた向こうの方にも、
大きな梅の木が、これからつぼみを開かそうと、
準備中のようです。ここにはきっと、
梅の蜜を求めて、蜂が沢山飛んでくると思います。
とても気温の良い、暖かい春の始まりの日に、松葉博雄の家族皆で、
美味しいとらふぐのフルコースが食べられて、
とても満ち足りた気持ちになりました。
日当たりの良い丘陵地に、海が見える高台に、犇めき合わないで、
ゆったりとした敷地に家がぽつぽつと建てられて、
敷地には太陽の灯りが隅々を照らしています。
こんな日当たりの良い所で、
ゆったりとしたスペースの所で、
海が見える景色の所で隠居さんをしたらいいだろうなぁと言うと、
すかさず、「のんびりしてたら、すぐにぼけますよ」
と、注意されました。
2014年2月23日(木)