温泉旅館の楽しみは、旅館の施設と、女将のおもてなしと、食事と温泉の質です。
湯郷温泉の、道の駅 彩菜茶屋では、美作産の国産松茸が、偶然にも陳列されていました。今秋最後の松茸です。 U君と津山(4)
美作市の湯郷温泉には、吉野川が流れ、気温が下がると、川からのぼる霧で、街全体が雲海に隠れてしまっています。朝起きると、東の空から昇る朝日が、雲の中で見るように、かすんで見えています。
昨夜は入らなかった個室の露天風呂に、今朝は入ってみます。蛇口をひねると、湯郷温泉の源泉が蛇口から流れ出るようになっています。
湯郷温泉の旅館は、先日みた源泉から供給されているとのことです。
朝の時間が経過すると、日が少しずつ昇ってきて、温度が上がると、霧も少しずつ晴れてきました。
朝食です。主婦にはたまらない至福の上げ膳据え膳の食事です。
昨夜の夕食も、今朝の朝食も、食事は部屋で頂きました。これは、別に食事処があるのですが、U君が幼いため、食事中、他のお客様の雰囲気を壊しては申し訳ないので、部屋で頂くようにお願いしました。
部屋で食事を頂くと、幼い子どもが泣いても、走り回っても、雰囲気を壊す心配はありません。
今朝も、魚の一夜干しをコンロであぶっていただく朝食です。
美作は、山陽の岡山と、山陰の鳥取の中間に位置する場所で、食材も両方から入ってきます。カレイの一夜干しは、山陰からのものです。
リーフレットを見ると、湯郷温泉についての女将の言葉がありました。女将さんは佐々木裕子さんです。
チェックアウトを済ませてみなさんが揃うまで、一階で待っている間に、もう一度旅館の中を歩いてみました。
ちょうど朝の清掃時間で、温泉の大浴場には、掃除の担当者だけです。担当者にお断りして、大浴場と、露天風呂の、写真撮影をさせてもらいました。湯郷温泉は、美人の湯と名高い温泉です。
別名白鷺の湯とも呼ばれています。
1200年前に高僧円仁法師が白鷺が傷を癒す姿を目にして見つけたいで湯だそうです。
露天風呂には、その奥に、薬石風呂が付いています。昨夜入ってみると、砂風呂のように、砂より大きい砂利を敷いていました。
岩盤浴のように、床下から熱い蒸気が砂利を温め、砂利の上に大きなタオルを敷いて、10分ほど横になると、体中から汗が出てきます。
季譜の里の温泉は、源泉からひいた温泉で、自噴する温泉ではありません。温泉の質としては、以前に利用していた、同じ湯郷温泉の、たつみ山荘の温泉の方が、松葉博雄には適っていました。
季譜の里を出ると、次に寄る目的地の、道の駅 彩菜茶屋に来ました。
道の駅では、地元産の農作物を買うのが楽しみです。陳列されている野菜は、すっかり冬野菜に変わっています。大根1本100円~170円位です。重量によって価格にばらつきがあります。
まさかと思った松茸がありました。11月の中旬過ぎても、美作産の松茸です。本日入荷したようです。
岡山県美作市の地元の松茸です。小さいものは5500円、中くらいのものが6900円、大きいもので7800円です。もし、神戸のそごうや大丸でこのぐらいの国産松茸があれば、お値段は、こんな値段では済みません。
中くらいの6900円の松茸を、1本購入しました。1本でも6900円です。でも、これを何人かで購入すれば、一人あたりの負担はもっと安くなります。
国産松茸のその証拠は、香りです。ビニール袋の中にある松茸でも、箱の外まで、松茸の匂いがぷんぷん匂ってきます。
道の駅 彩菜茶屋で、あれこれ地元産の野菜やお土産品を買って、これで神戸に戻れます。今回は、もう一カ所、行ってみるところがあります。那岐山の山麓にある、別荘地です。ここに、知人の別荘地があるので、寄ってみます。
2013年11月18日(月)