バイキングの和食:あれも食べたいこれも食べたいと思ったときには、バイキング形式がぴったりです。
幼児の食の好みは、変化しているようです。ドイツで一緒だった女の子への、恋患いかと思っていたら、好きなものが変わったようです。
朝食は、食べる人が多いので、あれこれ用意していると、テーブルの上は、和食バイキングになっています。
一人一人に、一品ずつ盛りつけるのではなくて、大きなお皿にお料理を置いて、バイキング方式で、好きなものを、好きなだけいただく朝ご飯です。
U君は、以前のような、一日にバナナを6本食べても、お腹が空いたという食べっぷりは、すっかり影を潜めています。
恋患いでもしたのかなぁ?と、お父さんに尋ねてみると、幼稚園で同級生の、仲の良い女の子がいたそうです。
いよいよ帰国の間際になって、女の子に日本に帰ることを伝えたとき、寂しそうにしていたのは、U君よりも、仲の良かった女の子の方です。
外国からドイツに留学している、お医者さんのお嬢さんなので、U君がまた会えるのは、いつの日か、それとも、これっきりになるのか、そのお嬢さんはそこまで考えたようで、これでU君と会えなくなったら、と思えば、つい感傷的になったようです。
それに比べてU君は、まだまだネンネで、日本に帰国出来ることが嬉しくて、お別れするという感傷が、態度に出なかったようです。
小食になったのは、恋患いかと思ったら、そうでもなさそうで、好きなものが変わったような、好みの問題のようです。
野菜や、果物が好きになり、お肉の料理は、敬遠しています。
松葉博雄が、デパートに行って、こんなものが食べたいのではないかと、選んで買ったのが、ちりめん、シャケ、明太子、ホッケ、みりん干し、などです。
U君のお母さんが言うことには、ママの朝食は、世界一だそうです。
それはそうです。これだけ手の込んだ朝ご飯を作ってくれる人は、母親ぐらいなものです。
U君のお父さんには、納豆を用意しています。納豆と卵黄で、朝ご飯をいただいています。
U君のドイツ語が、いつの間にか記憶の外へ忘れられてしまわないように、記憶を残しておきたいものですが、子供の適応能力はとても柔軟で、すぐに日本語に順応して、ドイツ語は忘れてしまいそうです。
2013年10月28日(月)