賀茂鶴は、品質最高峰を極める蔵元と、説明を受けました。

賀茂鶴は、日本で最初に大吟醸を発売した蔵元だそうです。 広島ツアー(3)

西条は、広島県のほぼ中央にあります。中国山地に繋がる、標高200メートル級の高原の盆地です。ということは、大気は澄んで、山は緑に覆われ、冬は冷え込みが厳しく、夏は涼しい、酒造りに向いた気候です。

 酒蔵通りを歩くと、どこの蔵にもぶら下がっているのが、智頭の町で見た、杉玉です。

賀茂鶴は、広島を代表する酒造で、昭和33年に全国に先駆けて始めた吟醸酒作りでは、全国のトップクラスを誇っています。白壁の酒造群と、昭和2年築のレトロな洋館が調和している美しい酒蔵です。

賀茂鶴は1623年創業、明治期には仏国パリ万国大博覧会 に出品し名誉大賞を受賞、戦後すぐの昭和22年には、失業救済のため別会社を設立し、サイダーや粕漬の製造を行うなど、なかなか、社会活動にも積極的に取り組んできた会社のようです。

賀茂鶴の飲めるお店は、全国で739件あります。うち、兵庫県神戸市では、8件のお店がこちらのお酒を取り扱っています。

松葉博雄は、2012年10月に、淡路市久留麻にある千年一酒造で見学と酒粕のお買い物をしています。

その時に知った話では、酒米を使って清酒を造るときに、精米の度合いによって、米粒から削られる比率が高くなるそうです。

削られる度合いが、高い比率のお米で作ったお酒は、等級が一番高いのが、大吟醸と呼ばれています。

ひやおろしの季節になりました。ひやおろしとは、春先に火入れ(加熱)をして、夏に寝かせ、秋に卸して出荷するお酒のことです。

松葉博雄は、清酒が苦手ですが、奥さんは清酒が飲めるので、賀茂鶴に来た記念に、「ひやおろし吟醸原酒 楽月」を1本買いました。案内してくれた担当者は、お酒に詳しい紳士的な方でした。

もう、見学者は一人もいませんが、それでも、ビデオをつけましょうか?試飲は沢山召し上がって下さいよ。ご主人もどうですか?と、積極的に勧めてくれました。

16時半から入って、17時を回ると、延長になるのがお気の毒なので、楽月を買ったら、展示室を出ました。

澄んだ青空です。蔵の屋根を越えて、煉瓦造りの煙突がそびえて見えます。煙突には、賀茂鶴の名前が、遠くからも見えるように、煉瓦地に白文字でくっきりと書かれていました。

まるで、大名屋敷の中の蔵屋敷を歩いているような、酒蔵が並んでいます。向こうの方に、石川五右衛門を釜茹でしたような、大きな釜がありました。

これは大きい釜です。この釜で、お酒を造ったようです。風呂にすれば、何人入れるでしょうか?

風呂に入るには、はしごが要りそうです。松葉博雄の子供の頃は、これよりうんと小さいサイズの五右衛門風呂に入っていました。

入るときは、釜が熱いので、敷き板を沈めて、湯に浸かりました。幼い体重では、敷き板を沈めるのも、大変な体力が要った思い出があります。

くぐり門から入ってきて、くぐり門から出て行きます。くぐり門の向こうは、逆行で、まるでトンネルの先のように眩しく輝いています。この道を通って、賀茂鶴の社員の人たちは、100年も前から、同じ事を毎年、お酒を造るための作業をしていたと思います。

くぐり門を抜けると、また次の工場があります。煙突には、賀茂鶴第三醸造場と、くっきりと見えました。賀茂鶴に就職すると、お酒は社内販売で、安くなるのでしょうか?お酒の嫌いな人には、勤務は難しいのでしょうか?こんな事を思いながら、更に酒蔵通りを進んで行きます。

2013年9月18日(水)