土用の丑の日に、蒲焼きをいただける幸せ
土用の丑の日の朝ご飯です。真夏にぴったりの、沖縄の琉球絵皿に、うなぎの蒲焼き、ミニトマト、夏野菜の漬け物、湯飲みコップ、湯葉の豆腐が、盛りつけられていました。
土用の丑の日です。今年も来ました。土用の丑の日が神戸にも来ました。まるでクリスマスイブにケーキを食べるように、日本の年中行事に、土用の丑の日に、うなぎの蒲焼きを食べるのが、文化になりました。ちょうど浜名湖うなぎ「丸浜」のうなぎが、松葉博雄のお家に届きました。
丸浜のうなぎには、うなぎのタレがうなぎと一緒に付いてきましたが、貼付のレシピを見たところ、タレを使った蒲焼き風味と、タレをかけない白焼き風味が選べるようになっていました。
最初は、白焼きの食べ方で、いただきます。うなぎの蒲焼きと、食べ合わせが悪いのは、梅干しです。もう一つ、うなぎの蒲焼きと食べ合わせが悪いのは、冷えたスイカです。デザートにスイカが出ると、胃腸の悪い人は、気をつける必要があります。
最近では中国産のうなぎの価格も高騰しています。何しろ、日本うなぎは環境省が絶滅危惧種に指定するかもしれないほど、種の保存が危うくなっています。
2013年7月22日の朝は、昨日の日曜日に、参議院選挙の投票日だったため、今朝のニュースは、この話題で持ちきりです。
日本経済新聞を読んで、テレビ局の放送を聞きながら、自由民主党の圧勝を知りました。
選挙の結果を聞きながら、朝ご飯をいただいています。今の時期に美味しいのは、旬の野菜を使ったぬか漬けです。
朝の慌ただしい時間の中で、土用の丑の日に、うなぎの蒲焼きを食べさせて貰いました。
庭で採れたプチトマトは、一番成りの甘さが続いています。
奥さんが、今朝の食卓で、私のこだわりが何であるか分かりますか?と、謎かけです。
え?何がこだわりなのか、テーブルを見回して、少し考えました。何だろう?
ひょっとして、器かな?と、思いました。そうです。奥さんの今朝の食卓のこだわりは、土用の日に、うなぎを用意するだけでなく、使っている器にも、こだわりがありました。
では、器の何がこだわりでしょうか?ゆっくりと、お皿を見回してみると、分かりました。お皿は、琉球の絵柄のお皿です。沖縄で、あちらこちらのお店で買い集めたお皿です。
沖縄に行くと、あちらこちらで窯元があり、窯元がお店に出品している、琉球絵柄の食器を、何度も見ているうちに、段々と目も肥えてきて、好きな絵柄に目がいくようになります。
沖縄の焼き物は、京都の清水焼のような、薄い器は滅多にありません。赤土をこねているので、厚みのある焼き物が中心です。
琉球模様の食器皿に盛りつけられた、今朝のお料理は、7月の盛夏にはぴったりの、盛りつけに見えます。
うなぎの食べ方のバリエーションとして、櫃まぶしとうな茶漬け、うなぎの煮込み、うざくなどが、丸浜のうなぎのレシピに載っていました。
じゃがいもなら北海道、すだちなら徳島県と、やはり産地の地元の人たちは、その食材の美味しい食べ方を知っています。
こうして見ると、琉球模様の絵皿は、どことなくイタリアの染め付けの絵皿に似ている感じです。
イタリアの絵皿といえば、リチャード・ジノリが有名ですが、絵柄の感じは似ていても、陶器の地肌や薄さは、かなり違います。やはり、陶器はその土地土地の土や、文化を反映するものです。
2013年7月22日(月)