ありがたや、ありがたや、たぐいまれな太くて艶の良い蕨(わらび)が届きました。
ありがたや、ありがたや、久宗立体農場のわらびは、市販していない、送り先限定の蕨です。
ありがたや、ありがたや、今年も、春の終わりを告げるワラビが久宗立体農場から届きました。
久宗立体農場研究所から、今年もわらびが届きました。毎年頂くわらびは、待ち遠しいくらい、美味しいです。
段ボールから取り出して、テーブルに並べてみると、蕨の太さの違いが分かります。
こんなに太くて艶の良いわらびは、神戸の食品店を探してもきっとありません。
久宗立体農場研究所に聞き合わせると、肥料が違うそうです。牧場を経営しているので、その副産物に肥料が出るそうです。その牧場の肥料を使って、特別な方法で育てているそうです。
市販をしているのでしょうか? 尋ねてみると、市販はしていないそうです。特定の人に、限定して差し上げているそうです。
わらびが着いたらすぐ、新鮮な内にあく抜きをします。大きな寸胴鍋にわらびを入れて、炭酸をふりかけ、その上から、わらびが漬かるくらいまで熱湯を注ぎます。
これで一晩寝かせておけば、ワラビのあくが抜けて、味付けをすれば、ねっとりとした、柔らかいわらびが炊けます。
わらびは少し田舎に行けば、田んぼの畦に生えているシダです。シダになったら食べられるものではありませんが、芽が出たばかりのわらびは、あくを抜いて食べると、とても美味しいのです。
しかしシダの若芽のわらびを、あくを抜いて食べるととっても美味しい事を、昔の人はどのようなきっかけで発見したのでしょうか?
自然に生えているわらびは酸性が強く、毒性もあるので、家畜がわらびを食べると中毒を起こすと言われています。
その毒性の強いわらびを、酸性を中和し、毒性を抜いて、食用にまで高めていくのは、他の動物にはない、人間の持つ知恵でした。昔の人は偉いなぁと思いながら、美味しいわらび作りに取りかかります。
2013年4月26日(金)