『馬には乗ってみよ人には添うてみよ 』といいますが、3歳のU君は直ぐに馬を乗りこなす程、電子機器を使いこなしています。

『馬には乗ってみよ人には添うてみよ 』といいますが、3歳のU君は直ぐに馬を乗りこなす程、電子機器を使いこなしています。出国の別れも、度重なれば、卒業式ほどの別れの辛さはなくなります。U君もドイツ出発に慣れてきました。

幼児が電子機器を直ぐに使いこなせるようになる、

あの吸収力の早さには驚きます。

スポンジが水を吸い取るように、

乾いた砂が水をどんどん吸い取るように、

やわらかい頭脳は、新しい道具を直ぐに使いこなしていきます。

U君は、松葉博雄が使っているiPadを触りたがり、

ちょっと触らせると、

忽ちYouTubeからアニメを選び出して、じっくりと眺めています。

iPadを受け取ると、

動物園のチンパンジーが初めての道具を覗き込んで調べるように、

U君も、U君のママが使っている

iPadと同じかどうかを確かめています。

手に触れて、同じ動作をしてみて、

ママのiPadと操作性が同じだとわかれば、

扱いは大胆になってきました。

YouTubeを見つけ、そこから動画を探し出し、

指先一つで拡大して、アニメに見入っています。

松葉博雄の友人の年代では、

こうは簡単にiPadを使いこなせません。

教育方法に、幼稚園や保育園と、お年寄りを組み合わせると、

お互いに刺激し合って元気が出るという報告を聞いたことがありますが、

幼児と一緒に何かをすれば、受ける刺激は沢山あります。

U君は自分用のDVDプレイヤーを持っています。

お遊戯のDVDに合わせて、体を振って、

リズムをとり、右側と左側で交互に両手をたたき、

リズム体操をしています。

明日はドイツに出国です。松葉博雄が味付けを担当して、

すき焼き用肉の甘辛炊きを作ります。

分量はおよそ1㎏です。寒い時期なら、

夜作って翌日飛行機で運び、

ドイツに持ち運んでも傷むことはありません。

留守番のU君のお父さんも、この甘辛炊きを待っています。

きっとご飯が進むはずです。

味付けは、醤油、みりん、塩、酒、砂糖、に生姜を刻んで入れています。

さて問題は、明日の朝のU君の聞き分けです。

前回、昨年秋の出国の時は、帰りたくないと、松葉博雄の胸に飛び込んで、泣いて別れをつらがっていました。

あの涙の別れは辛いので、今回は何日か前から、

少しずつ頭の中にすり込んで、

出国を理解するように徐々に徐々に諭してきています。

いよいよ、その日の朝がやってきました。

関西国際空港からルフトハンザ機に乗って出発です。

出国手続きがあるので、少し早めに飛行場に向かいます。

最初に、U君のママが、今日の出国の予定を分かりやすくU君に話します。

そして泣かないように諭します。

車が迎えに来ると、いよいよお別れです。

U君はじぃじとばぁばに抱きついてお別れをしました。

前回のように、聞き分けのない出発ではなくなりました。

「また帰って来るからね」と手を振って、

ちゃんとバイバイが出来ました。

しばらくは和食に困らないように、

トランクには食べ物中心のお荷物が、

搭乗制限ギリギリまで詰め込まれています。

朝の10時頃、関西空港を飛び立てば、

日本時間の夜10時以降にはフランクフルトにつきます。

飛行場には、U君のパパが迎えに来てくれているので、

日本時間の夜12時までには、自宅に戻れそうです。

U君は3歳ですが、搭乗料金は大人の8割分ほどかかるそうです。

2013年1月26日(土)