料理の格付けガイドブックといえばミシュランです。淡路島ではミシュランの代わりにRicher(リシェ)を頼りに美味しい店を探しています。

淡路島ツアー(3)

料理の格付けガイドブックといえばミシュランです。淡路島ではミシュランの代わりにRicher(リシェ)を頼りに美味しい店を探しています。今日は天麩羅の常磐です。

淡路市の観光芋堀園には行き着けませんでした。道に迷って電話をして、言われた通りに進んだ道は、ガードレールの無い、車一台がやっと通れるほどの細い細い道で、進行方向に向かって左側は崖を削った道、右側は谷底に続く道です。

命に替えても行きたいほどの芋堀りでもなく、この道は谷底に続く道と諦めて、もう椎茸と芋掘りは諦めました。そろそろ昼食時で、次の目的地は、Richerに掲載されている「滋味求真 常磐」にカーナビを変えました。洲本市に入り、新潮橋北詰交差点を通過しています。

洲本の街は城下町で、狭い道が入り組んで、なかなか駐車場が見当たりません。この辺りと目星を付けて、やって来たところは車が何台も入りそうな神社です。

鳥居をくぐって本殿に向かうと、きっと駐車料金を徴収する場所があると思っていました。ところが、支払所は無くて、どうやら無料駐車場のようです。どこも駐車で一杯で、一番奥にやっとわずかな駐車スペースを見つけました。

ここから、今日の目的のお店「滋味求真 常磐」はすぐそばです。

マンションの1階に常磐がありました。入り口は車二台が駐車すると、もう一杯です。

ガイドブックに掲載されると、今まで知らなかったお店を知るきっかけになります。ガイドブックに頼っている人も多くて、昼食時には満席になる事もあります。

暖簾をくぐって、お店に入るとカウンター席はもう一杯です。予約をしていたので、座敷の席を案内されました。

カウンター席では、お客さんを前にして、常磐の主人が料理の蘊蓄を話しています。それが、声が大きいので座敷にまで聞こえて来ます。

話の内容は、天ぷらの素材の選び方です。ヨモギを選ぶ時は、西日が当たったヨモギは苦みが出るので避けること、をお客さんに詳しく話しています。

座敷の壁には、この店の主人が書いた色紙が掛けられています。

書いている事は、どこかのお寺の和尚さんが、お参りに来た人に話すような内容です。

ここでも、ビールの代わりに注文するのはノンアルコールビールです。

周りをみて、皆さんが注文している天麩羅ランチ(1500円)を注文しました。

Richerには、常磐の主人と奥さんが並んで、笑顔の写真が紹介されています。

オーナーの佐藤進さんが作る料理のコンセプトは、滋味求真。有機卵や米油、清粒玄米など材料にこだわり、島の鮮魚や野菜を調理します。

天麩羅ランチの天麩羅は、揚げたての香ばしい油の匂いがします。海老と野菜の天麩羅です。

清粒玄米に細い鰹節がかかっています。

味噌汁にはお蕎麦が入っています。

天麩羅ランチよりも、お造り定食にした方が良かったかなあと、後悔先に立たずです。

今、常磐に来ている他のお客さんも、Richerを見て、初めてこの店に来たようです。聞こえてくる会話では、佐藤進さんは、どうしてRicherに選ばれたのか分かりません、とのコメントでした。

洲本に来たので、昼食の後は洲本商店街を歩いてみることにします。

2012年10月4日(木)