ビジネスランチの話題は、当月の経営成果です。

支払い後のビジネスランチ さんのみや 三つ輪

毎月の支払日には、各取引先メーカーのその月の経営成果が話題になります。良い所と、良くなかったところの差は、どこから生じるのでしょうか?

月末の支払いが終わって、これからビジネスランチです。9月の市場動向はどうだったんでしょうか?あるメーカーさんは、9月は良かったという意見で、また、あるメーカーさんは9月はとっても悪かったという意見でした。

この意見の分かれ目は、どこから出るのでしょうか? ビジネスランチをしながら、この良い結果と悪い結果を生んだ要因分析をしています。

床の間には、いかにも縁起物と言われる翁と媼が、おまえ百まで、わしゃ九十九まで。と長寿を愛でる絵が飾られています。空には鶴は千年といわれる鶴が飛び、地には亀は万年といわれる亀が寄ってきています。

三つ輪のサービス係の人は気が利いています。おいてある急須から、少し冷めたお茶を注いで飲んでいると熱いお茶が入った急須に取り替えてくれ、飲みかけのぬるいお茶を、熱いお茶に取り替えてくれました。

お昼の定食は、いつもお肉の定食を選びます。上等な肉を薄く切って、甘辛炊きにしています。

丸い二重のお弁当箱には、キャベツの千切りの上にお肉が乗り、色々なものが味わえるように、小鉢の代わりのプラスチック容器に沖縄のもずく、ちりめん山椒が添えられています。

さらに,キュウリの薄切り、高野豆腐、デザートの梨も添えられています。小鉢には大根の煮物がついています。

お味噌汁は、塩分控え目の薄塩の味噌を使った上品な味わいで、このお味噌汁が大好きです。

ビジネスランチをしながら、9月の成果が良かった所と悪かった所を重ね合わせてみると、この三つ輪のサービスと同じように、普段からのサービスの積み重ねである事に気が付きました。

つまり、三つ輪の弁当は中高年層を対象とした薄味で、量より質の料理になっています。これが三つ輪の経営理念のようです。

さらに長期的な経営戦略もあります。いつも炊きたてのご飯を出してくれます。料理と従業員のサービスがマッチングした経営戦略です。経営戦略がはっきりしないと、毎月の成果は変動が大きくなります。9月の成果が思わしくなかったのは、戦略を考えてみる必要があります。

三つ輪のお昼のランチは、30年以上通っていますが、味が変わらないので、見えないところで随分と努力している事が伝わってきます。

コンタクトレンズ業界は今、価格競争を中心とした、激しい企業間競争が続いています。価格競争の行き着くところは、安全性・品質の低下が心配されます。大手メーカー各社が価格競争からサービスの品質競争に向かって欲しいところです。

2012年9月28日(金)