二つの大切な行事が恩納村前兼久でありました。前兼久ハーリー祭と、前兼久戦没者慰霊会です。
二つの大切な行事が恩納村前兼久でありました。沖縄の終戦記念日は、内地より早く迎えています。 第137回沖縄訪問(12)
前兼久ハーリー祭と、前兼久戦没者慰霊会の二つの大切な行事が恩納村前兼久でありました。
今日は沖縄の大切な記念日です。沖縄での太平洋戦争が、組織的な抵抗が終わった日を沖縄での終戦記念日とします。その終戦記念日から、今日で67年目を迎える終戦記念日です。糸満市の摩文仁にある、平和祈念公園に慰霊に行った思い出があります。
テレビの報道を見て見ると、正午には戦没者追悼式に仲井眞 弘多沖縄県知事と野田佳彦総理大臣が参列します。
恩納村前兼久では今日は、恩納村前兼久ハーリーが行われる日です。沖縄では、この数日間大雨が続いていましたが、そろそろ今日で、もう梅雨明けする頃です。
空を見ても、朝からとっても良いお天気です。梅雨とは違って、南国の沖縄では、急に雲が広がり、激しいスコールが起きる事があります。
ホテルのベランダからグランドの方を見てみると、前兼久漁港の方から、ハーリーに関係する音が聞こえてきます。ハーリーは、9時半頃から始まり、最初に開会宣言や、来賓の挨拶が予定されています。
ホテルから見ると前兼久漁港の全体が見てとれます。ハーリー船が走っているので、予選が始まっているようです。
毎年、前兼久ハーリー祭では、朝日会でも特別会費を集め、普段とは違った桁違いのご馳走を作っています。従って、今朝は朝食をホテルで心配する必要はありません。
段々と賑わいが伝わって来て、拡声器の音も大きくなり、ウキウキしてきます。このままでは落ち着きません。早く会場に行ってみます。
松葉博雄が初めて、朝日会でハーリーの準備をしているのを見たのは2006年です。朝日会のテントは、今より小さく、集まる人達も、今より少人数でした。
前兼久ハーリーの正門にくると、リアンちゃんとイオンちゃんに、出会いました。 松葉さん、と駆け寄って来ます。金城伊吹さんも一緒です。
それぞれの参加グループは、テントを張って各自の観戦場所を作っています。中にはテントを組んで、露店のように、かき氷、ビール、飲料水、などを売っています。
それぞれ参加チームが揃いの服を着てテントに陣取っています。恩納村の公式行事なので恩納村役場からも、職員の応援がきています。
恩納村は、人口およそ1万人で、前兼久は1000人弱です。そこで、住民の人達はほとんど顔見知りです。何しろ、同じ幼稚園に行き、同じ小中学校に行っていて、幼馴染みや、親戚が多く、知っている人がハーリー戦に出場すれば、応援に熱が入ってきます。
朝日会のあるテントの方が、ハーリー船のスタート地点なので、岸壁からは、ハーリー船がスタートラインに並ぶ様子がよく見えます。オリオンビールを片手に、ハーリーのスタートを見守っています。
朝日会のテントでは料理作りが進んでいます。前兼久では、地域でもずくの栽培にとりくんでいるので、もずくは寄付で沢山集まります。もずくを天ぷらにしています。
内地では、なかなか見られないのが、豚の丸焼きです。 朝日会では、例年通り焼き豚一頭丸々買って来ています。焼きたてなので、まだ熱い状態です。
鮪は炭火で焼いています。マグロの頭のかぶと焼きです。炭火で焼いているので、頭の部分もとても美味しいのです。
昨年と同じように、もずくの天ぷらの担当は、宇室久美子さんが揚げ物をしてくれています。台所で料理の指揮をとるのは松田光正さんです。
松田光正さんは、普段は車の運転があるので、滅多にビールを飲んでいる姿を見ませんが、今日は、ハーリーのお祭りなので、飲む事が前提になっています。
朝日会は、前兼久の幼馴染みの有志が集まって作った、大人の社交クラブです。従って、料理や、朝日会の運営に関して、ボランティアで成り立っています。いろいろと食材を持ち込んで、珍しいお酒があれば持ち寄って、楽しくやっています。
2012年6月23日(土)