過去・現在・未来の鉄道を中心とした乗り物です。蒸気機関車に乗ったときは、トンネルに入ると煤煙が充満し、トンネルを抜けると顔は煤で黒くなっていました。
過去・現在・未来の鉄道を中心とした乗り物が、現役時代さながらに並んでいます。蒸気機関車に乗ったときは、トンネルに入ると煤煙が充満し、トンネルを抜けると顔は煤で黒くなっていました。名古屋観光(6)
リニア・鉄道館には、過去・現在・未来の鉄道を中心とした乗り物が並んでいます。鉄道ジオラマの巨大で精巧な作りに圧倒されます。
中京テレビや東海テレビなどの中継車が停まっています。警察による警戒態勢が敷かれ、何やらものものしい空気が漂ってます。
泊まったKKRホテルの裏の通りが、名古屋地方裁判所でした。裁判所の前に、報道陣が詰めかけています。
名張毒ぶどう酒事件の再審開始を!と大きく書かれた看板が目に飛び込んできました。
この日は、1961年に起きた名張毒ぶどう酒事件の再審が行われていたようです。
これから見学するのはリニア・鉄道館です。地下鉄を乗り継いで、金城ふ頭駅に到着しました。
この辺りは、名古屋市市営のモノづくり文化交流エリアとなっています。
入館すると、最初に目に飛び込んでくるのは、蒸気機関車です。直ぐ側で見ると、蒸気機関車がでっかい事がわかります。黒光りのするこの車体に魅了され、ストーカーの様に追いかけていく、ファンの気持ちが分かります。
1954年狭軌鉄道の蒸気機関車として、世界最高速度時速129㎞を記録したC62型機関車です。
子どもの頃乗った蒸気機関車は、煙を吐いて、窓を開けると石炭の粉塵が目に入ることがあり、トンネルに入ると列車の中は煙だらけになるので、皆急いで窓のガラスを閉めたものです。
新幹線試験電車です。1996年電車方式による当時の世界最高速度時速443㎞を記録した955形式 新幹線試験電車(300X)です。
レトロモダン調の車内に、入っていくと、昔の記憶が蘇ってくるようです。床は木製張で、向いとの対座席になって4人で1桝でした。
これが高度成長期になるに従い、大都市圏での通勤客の為に、
①より乗り降りがスムーズになり、
②より沢山の乗客が乗れるように、立ち席が増え、
③床は木製張りから塩化ビニール張りになり、清掃がしやすく、強い床になりました。
広い部屋に、少年も、大人も、おじさんも、夢中になりそうな、大きな規模のジオラマが展示されています。鉄道を中心に、列車、駅とプラットホーム、トンネル、陸橋、そして高速道路が造られ、ミニチュア版の列車と車が走行しています。
そういえば、2012年2月に、さんプラザコンタクトレンズのメルス会員の方に、
『僕達急行 A列車で行こう』の試写会をしたとき、こんなジオラマの画面がありました。
話しのストーリーは、鉄道ファンが集まって、共通の趣味で、仕事が上手くいくというストーリーでした。趣味にはまると、どんどん大きな、より精密なジオラマを作ってみたくなるようです。
吹き抜けで、大きな空間を使った展示室です。
勇壮な新幹線や、懐かしい感じのする姿の気動車などが、一堂に会しています。
昔に市街地を走っていたバスも展示されています。この展示バスは、日本国有鉄道(現JR)の初期の乗り合いバスです。
次は、次世代の新幹線である、リニアモーターカーです。既に、山梨県で実験中です。
超電導リニア MLX01-1は2003年、山梨リニア実験線において、鉄道の世界最高速度を記録した車両がありました。その速さ、なんと時速581㎞です。後で体験乗車をします。本当に走るわけがなく、周囲の状況をコントロールして、あたかもリニアモーターカーに乗っている錯覚を演出してくれます。
超電導磁石とは何でしょうか? 特定の物質をきわめて低い温度まで冷やすと、電気抵抗がゼロになるそうです。この現象を利用すると、軽く小さな装置で非常に強力な磁石を作り出せ、これを超電導磁石といい、この原理を利用したのがリニアカーです。
試乗の際に座席に座ると、これからの試乗の模様は写真を撮らないで下さいと言われ、周囲が変わっていく様子は、デジカメで紹介できませんでした。
乗り物好きの小学生や中学生の子どもを連れてくれば、きっと一日中退屈しないと思います。かなり広いので、お父さん・お母さんはきっと疲れます。
リニア・鉄道館を見学した後、1週間後に週刊文春6月7日号に『鉄道ジオラマ 最前線』の写真記事が掲載されていました。
記事によると、人形だけでその数2万千体にのぼるそうです。
新幹線を実際と同じ重力量のフル編成、長さ約5mの模型で、臨場感を出す事にこだわった結果、今のサイズになったそうです。(週刊文春より)
先週見たばっかりなので、週刊文春の写真記事を見ると、改めてリニア・鉄道館の鉄道ジオラマのリアルな造りに驚嘆しました。
2012年5月25日(金)