小野市の商店街を歩いて、美味しい店を探しています。

小野市の後は、稲美町のうどん料理「いなみ」で、きつねうどんを頂きます。兵庫県小野市(3)

鴨池から少し東に移動して、神戸電鉄栗生線 小野駅周辺にやってきました。

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小野市の商店街は、駐車場の向こう側のようなので、一旦有料駐車場に車を入れて、小野駅の階段を上り、ホームをまたいで商店街のある方に降りていきます。

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寒い風が吹く小野駅の周りには、乗降客の姿もあまり見えず、閑散としています。商店街を通ってみます。アーケードの下には、お店が建ち並んでいますが、ほとんどのお店が開いていません。

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全国にある、旧商店街のシャッター通りと、同じ有様です。

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旧商店街の衰退の原因に、車の乗り入れが難しいことがあります。郊外の広い場所に、大きな駐車場を備えたロードサイド店が広がっているからです。

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小野市の商店街で、ひょっとすると美味しいラーメンが食べられるのではないかと、かすかな希望がすっかり砕けてしまいました。

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喫茶店すら見つかりません。小野市と言えば、そろばんですが、そろばんを扱う店舗も見つかりません。買い物をするような、賑やかなお店が見つからないので、また、駅のプラットホームを越えて駐車場に戻って、神戸に戻ることにします。

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途中、手打ちうどん「いなみ」(兵庫県稲美町)のお店を見つけ、寄ってみます。

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「いなみ」の店は、道路を挟んで、うどんの店と蕎麦の店が向かい合って営業しています。これから入るお店は、うどんの店です。

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うどん屋さんの看板が出ていても、うどんだけではないようで、宴会料理や、会席料理もあります。

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名物は「ころ」といううどんです。
「ころ(香露)」とは、だしをかめで熟成させ、その内側の露にまで香りが染み込むほど美味しくなるという意味です。

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お店は、継ぎ足して広がったような間取りで、奥の方にも客席があります。

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松葉博雄と奥さんが注文したのは、きつねうどんです。しばらく待っていると、やや細めのうどんに、甘く煮た大きな油揚げが乗って出てきました。

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おでんも美味しそうなので、これは今夜の晩ご飯用に持ち帰りします。

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おでんは、すじ、卵、厚揚げ、焼き豆腐、こんにゃく、ちくわ、じゃがいも、大根などを注文し、ひとつは150円でした。

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食べ終わって、レジに行き支払いをしようとすると、レジの周りには持ち帰りようの色々なものが並べられています。

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この辺りの農家で飼っている鶏の卵とか、うどんの出汁を取るときに、昆布を使い、出汁とり後の昆布を、塩昆布に加工して、1パック300円で売っています。

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レジの周りに置いている、あれやこれやを買い足して、今日の小野市商店街での買い物不足を補います。

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播磨地方は、かつめしが名物で、以前にも高砂白陵高校の近くのかつめしを食べたことを思い出します。

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なかなか美味しいきつねうどんですが、うどんの粗利益を考えると、750円はやや高めの設定なのかなぁと、考えます。

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うどんのいなみのすぐ向かいには、これも大きな店舗の、一軒丸ごとお蕎麦屋さんのいなみが、向かい合って経営しています。相当地元で人気があるお店のようです。

2011年3月10日(木)