牡丹(ぼたんなべ)鍋は、味噌汁よりも、粘り気が必要です。
牡丹鍋の、粘り気を、味噌に頼ると、夜中に喉が渇いてたまりません。
四国の香川の知人から、今年もイノシシ肉が届きました。冷凍すると、味が落ちるので、届いたその日にすぐに、イノシシ鍋を作ります。
イノシシ鍋は、脂肪が赤肉の周りについて、並べると、まるで牡丹の花が咲いたような、美しい皿盛りになるので、牡丹鍋とも言われます。
今日の牡丹鍋の味付けは、合資会社八丁味噌の、赤だし味噌を使います。
まずは、やっぱり出汁とりからです。
白菜、菊菜、大根、人参、白滝、コンニャク、タケノコを入れます。
味噌のさじ加減は、牡丹鍋を煮込んでくると、カレーライスの、カレールーくらいの粘り気まで出れば、丁度味加減がよくなります。
味噌を使いすぎると、食べた後、何時間かして、寝ている時、喉が渇いて起きてしまいます。
味噌が足りないと、なんとも、間の抜けた、味噌汁のようになってしまいます。
そこで、味噌汁よりも粘り気があり、味噌ばかりに頼らなくても、粘り気をだすには、秘伝の、山芋を使います。山芋が、少しずつ溶けてくると、上手い具合に粘り気になってきます。
2010年12月19日(日)