今年の一皿=お米グルメ 小芋・牡蠣・松茸・タコ…旬を味わう“お釜ごはんレシピ”
2025年“今年の一皿=お米グルメ”。家庭菜園の小芋、熟成サツマイモ、牡蠣、丹波松茸、丸ごとタコまで、旬素材をお釜で丁寧に炊いた炊き込みご飯を紹介。瀬戸内のタコが美味しい理由も解説。

「今年の一皿=お米グルメ」
旬の素材を“お釜で丁寧に炊く”至福の炊き込みごはん特集
毎年、年末になると発表される
「今年の漢字」「流行語大賞」などの話題。
その中で、注目を集めているのが
“今年の一皿” です。
その年の社会情勢や食文化を映す料理が選ばれます。
2025年の「今年の一皿」は…
【お米グルメ】
猛暑による不作や価格高騰で、
米の価値が再認識された一年。
“米は日本の食の原点”
と改めて感じさせられました。
そこで今回は、
私がこれまでに作った
「お釜・土鍋炊きの炊き込みごはん」 の中から
特におすすめのものをご紹介します。
自家栽培の芋、旬の牡蠣、
贈り物の松茸、丸ごと届いたタコ…。
素材の背景も合わせてお楽しみください。
🍠 ① 家庭菜園の小芋で作る「子芋ごはん」

家庭菜園で育った子芋。
小さく丸い芋を一つひとつ
包丁で剝くのは根気のいる作業です。

ミニトマトほどの大きさを
半分、または四つ切りにして鉄窯へ。
蓋を開けた瞬間の湯気と香り、
底には美しい“おこげ”。

温室の花を眺めながら、
近所の方といただくご飯は格別です。

🐚 ② ホタテ貝柱の缶汁で炊く「旨み凝縮ごはん」

美味しさの秘訣は “味をつける気持ち”。
「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ」
昔から伝わる炊飯のリズムを
大切にしながら炊き上げます。

土鍋の空気穴から勢いよく立ちあがる蒸気。
蓋を開けたいのを我慢する時間さえ、楽しいものです。

🦪 ③ 冬の名残を味わう「牡蠣ごはん」

2月の終わり、牡蠣の季節もそろそろ終盤。
旬の名残を惜しんで、
釜で牡蠣ごはんを炊きました。
約20分炊いて、10分蒸らす。

わずか30分で、ふっくらとした
牡蠣の旨みがしみた一杯に。

🍠 ④ 奥さんの大好物・熟成さつま芋の「さつま芋ご飯」

少し寝かせたサツマイモは
甘みが増して最高の状態に。
家庭菜園の野菜が食卓に上がる喜びは、

手間をかけて育てた人だけが知る特別な味。

休日の朝、奥さんが用意してくれた一杯に感謝。

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🍄 ⑤ 丹波篠山の松茸で作る「秋御膳」

奥さんのお友達から
贈られてきた立派な蕾の松茸。

「京都吉兆にも卸されている丹波産」と聞いて驚きました。

ご近所でのお裾分けや気遣い…
“食”には人と人をつなぐ
温かさがあると実感します。

🐙 ⑥ 三原市の細井さんから届いた“丸ごと一匹のタコごはん”

広島県三原市の鮮魚店・細井さんから
“丸ごと一匹のタコ” が届きました。

長年のお付き合いで、品質はいつも一級品。
◆三原のタコはなぜ旨いのか?
潮の流れが速い ⇒ 筋肉がよく発達する
エサが豊富(カニ・貝類) ⇒ 甘みと旨みが濃い
瀬戸内特有の地形 ⇒ 身が締まり歯ごたえ抜群
瀬戸内海の豊かな恵みを、
これからも大切にいただきたいものです。

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