【社長経営学76】次々と論文掲載 持てる限りのエネルギーを この論文に注いだ労作でした
投稿No:10358
【社長経営学76】次々と論文掲載 持てる限りのエネルギーを この論文に注いだ労作でした
『日本経営学会誌』論文掲載
『日本経営学会誌』第27号に査読付き投稿論文
「新規事業システムによる競争劣位挽回事例」
が掲載されました。
投稿したのは在学中でしたが、
採択は2010年10月で、
掲載誌が届いたのは
2011年7月でした。
論文が掲載されるまでには、
調査・分析・論文作成・投稿・
査読・修正・採択と、
2年近くかかりました。
経営学会は経営系では
最高レベルの学会です。
明石先生は採択を期待され、
指導に熱が入り、
私も持てる限りのエネルギーを
この論文に注いだ労作でした。
内容は加護野忠雄神戸大学教授が提唱した
「事業システム戦略」をベースにした
競争戦略の論文です。
骨子は在学中に、
一橋大学で開かれた学会で発表しています。
事業システム戦略の考えでは、
競争優位を得るには
2つのレベルの差別化があります。
これを分析フレームにして、
メニコンの定額会員制
メルスプランを研究しました。
コンタクト業界を経営学研究の対象にして
経営戦略を分析するアプローチは、
先行研究がほとんどないので
採択されたようです。
2013年7月、
『日本マネジメント学会誌』
第16巻第2号が届きました。
掲載された査読付き投稿論文は
「仕事観が経営理念の浸透に及ぼす影響の研究
―事例企業研究から―」です。
従業員の仕事に対する価値観である仕事観が、
経営理念の社内浸透にどのように
影響するかを実証的に研究しました。
仕事観によっては、
経営理念の浸透に対して
負の影響を与えることが、
定量的に検証されました。
経営理念を定め、
理念に基づく経営をしていても、
従業員の皆さんが同じ基準で
理解するとは限りません。
経営理念の浸透には
何が阻害要因となり、
何が促進要因となるのかを、
個人の価値観に基づく仕事観から分析し、
検証した研究論文となりました。
大阪市立大学の
創造都市研究会が発行する
『創造都市研究』第9巻第1号に投稿した
論文の抄録が、
2014年11月1日に届きました。
表題は「経営理念浸透が経営戦略の
成果に及ぼす影響の研究
―メニコンの事例研究―」です。
投稿から掲載まで、
1年5カ月経っていました。
論文では、経営トップが経営戦略を
遂行するとき
従業員への経営理念浸透が成果に
どのような影響を及ぼすか、
を明らかにしました。