サンショ(木の芽) 少しでも長く香りを楽しみたい! どの保存方法が 一番良いか試してみます
投稿No:10244
旬の木の芽を サンショの香り 少しでも長く楽しみたい! どの保存方法が 一番良いか試してみます
庭の山椒の木に、
今年もふわふわと柔らかな新芽が
次々と伸びてきました。
山椒の新芽、いわゆる「木の芽」は、
芽吹いたばかりのこの時期が
いちばんの旬です。
爽やかで奥深い香りが立ちのぼります。
こうした木の芽は、新茶と同じく
いまだけのものです。
芽吹いたばかりの短い時期にこそ、
やわらかく、香りも最も豊かなのです。
しかし、自然の成長は
あっという間です。
少しでも目を離すと、
若芽はぐんぐんと成長して、
葉は硬くなり、香りも徐々に
変化してしまいます。
そこで、この一瞬の香りとやわらかさを、
少しでも長く楽しむ方法はないだろうか
と思い立ち、色々な保存方法を
試してみることにしました。
まずは収獲です。
庭に出て、山椒の木から
やわらかい新芽の部分だけを
選んで摘み取りました。
手にはザルを持ち、
硬くなり始めた葉は避けながら、
使えそうな若芽だけを
丁寧に収穫していきます。
夢中になっているうちに、
ザルの中は、気づけば
いっぱいになっていました。
これだけあれば、
いろいろな保存方法を試すのにも十分です。
ザルいっぱいに収穫した山椒の新芽の
匂いを嗅いでみると
とてもさわやかで良い匂いです。
こんな香りは、やはり
山椒の新芽でなければ味わえません。
さっそく家に持って入って
いくつかの方法で保存してみます。
まず最初に試してみたのは、
ジップロックなどの密閉袋に
山椒の新芽をそのまま入れて
保存する方法です。
手軽で、準備もほとんど
いらないシンプルなやり方です。
とてもシンプルで手間もかかりませんが、
袋の中でどうしても少しずつ
乾燥してきそうなのが気になります。
香りも少しずつ飛んでしまいそうです。
そこで次に考えたのが
キッチンペーパーを軽く濡らして、
その中に新芽を包み、
さらに密閉袋に入れて保存する方法です。
このまま冷蔵庫に入れておけば、
直接空気に触れないので、
乾燥はある程度防げそうです。
ただ、濡らしすぎると
水分が葉に移りすぎて、
逆に傷みやすくなるのではという
心配もあります。
湿度の加減がちょっと難しそうですが、
うまく調整すれば保存状態は
良くなりそうな気がします。
潰さない様にふんわりと
ラップにくるむ方法です。
これは、すぐに料理に使いたいときには
取り出しやすくて便利です。た
だし、密閉されていないため、
どうしても乾燥しやすいのが
気になるところです。
瓶に入れてみます。
フタ付きの瓶で、
ガラス瓶は熱湯消毒しておきます。
ある程度の鮮度も保てそうです。
容器に厚みと安定感があるのと、
新芽が潰れにくく、
形がきれいなまま保できそうです。
ただ、空気の入り方や湿度の管理は、
使う瓶の種類やフタの密閉具合によって
変わってきそうです。
塩ゆでです。
たっぷりのお湯に塩を少し入れて、
木の芽をさっとお湯にくぐらせます。
その後、冷水でしっかりと冷やします。
さっと塩ゆでしただけなのに、
思ったより見た目が変わってしまって、
大丈夫か心配です。
ちゃんと使えるか、
少し様子を見たいところです。
これで、いろいろな方法で
木の芽を保存することができました。
あとは、それぞれの保存方法が
どう変化していくか、
経過を見ていくのが楽しみです。
どの方法が一番よかったかは、
またあらためて報告します。
こうして少しでも長く、
旬の木の芽を楽しめたらうれしい限りです。