大阪市天満 老舗昆布店 長池昆布店 上質な昆布に出会えると とても嬉しくなります

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大阪の老舗昆布店 天満の長池昆布店 上質な昆布に出会えると とても嬉しくなります

私は昆布が大好きで、

子供の頃、酢昆布が好きでした。

お酒を飲むようになると、

甘い結び昆布をつまみにしています。

我が家の日々の食卓に欠かせない存在です。

出汁としてはもちろん、煮物や

白菜の浅漬け、自家製の椎茸昆布など、

さまざまな料理に使っています。

中でも、素材にこだわった

上質な昆布に出会えると、

とても嬉しくなります。

大阪・天満にある「長池昆布店」は、

私と奥さんのお気に入りのお店のひとつです。

慶応元年創業の老舗で、

製品に使う昆布は、北海道道南の、

天然真昆布のみを使っています。

代表的な商品は、塩昆布、塩とろろ、

おぼろ昆布、松茸昆布などがあります。

どれを取っても丁寧な味わいです。

長池昆布店は、年に1〜2回、

神戸阪急の催事に出店しているのですが、

私と奥さんは、毎年心待ちにしています。

大阪に実店舗がありますが、

なかなか気軽に買いに行ける距離ではないので

奥さんが、大阪天満の本店へ直接電話をかけて、

催事の開催時期を直接聞いて

確認をしてくれているのです。

今回も、催事の時期を確認し、

さっそく神戸阪急へ行ってきました。

ほんのわずかなスペースですが、

日本の味コーナーに出店しています。

いつも購入している、

「北海道南部産天然真昆布」は

長池昆布店で人気の昆布です。

これは毎回必ず購入しています。

年に1~2回しか出店しないので、

あれも買いたい、これも買いたいと、

購入衝動に駆られます。

どれも、美味しそうな昆布ばかりです。

色々と見て、今回購入した商品は、

北海道南部産天然真昆布、

竹の子ご飯の素、おぼろ昆布、

梅の贅沢ふりかけです。

奥さんと二人生活なので、

色々買ってもそんなにたくさんは

食べきるのが大変と思い、この量になりました。

しかし、家に帰ってこうして並べてみると

もう少し買っておけばよかったという

気持ちが湧いてきます。

どの商品も美味しいことが

わかっているからこそ、

やっぱりあれも、これもと後悔してしまいます。

大阪では、昆布のお店で有名なのが、

「小倉屋」「神宗(かんそう)」

「おきな昆布」などがあります。

この他にも美味しい昆布のお店が

あると聞いて訪れたのが、

大阪天満の「長池昆布」です。

数年前、実際に店舗に足を運びました。

長池昆布店では、

長池ビルという自社ビルの店舗でした。

店構えは、いかにも老舗の感じです。

長池昆布の社長さんは

天野元次郎さんです。

長池昆布は、慶応元年、(1864年)に

大阪西天満で創業しています。

161年も前のことです。

長池昆布を訪れた時、

ちょうどTV局の取材が来ていました。

長池昆布の天野元次郎社長へ、

TV局が取材に来ています。

取材の邪魔になってはいけないので、

息を殺して静かにして、

取材を終わるのを待っていました。

その後、神戸阪急で

販売担当者に、そのことを話してみると、

テレビに紹介されて、

ずいぶんと昆布の購入者が増えたと

言っていました。

私も、神戸で長池昆布店の製品が

購入できる機会に恵まれてうれしいです、

と話しました。

(過去ブログ:大阪天満の長池昆布店 神戸阪急に催事で出店

昆布の流通経路

私の知っている知識では、

そもそも大阪に北海道産の昆布が根付いたのは、

江戸時代に、北海道から日本海を通って

大阪まで海路が開かれた時代からです。

その代表的なのが、

淡路島出身の、高田屋嘉兵衛です。

陸路に比べると、海上運送では、

たくさんの荷物を1度に運ぶことができます。

大阪から下関をまわり、日本海に出ると、

途中の港では、その地域の特産品を

積み込んで、北陸・東北を経由して、

函館に到着します。

帰りの航路では、

昆布は日本海側の各地の港で売られ、

そこではその地方ごとの、

昆布の文化が育っています。

大阪まで運ばれた昆布は、

大阪を中継地として、

大阪から遠く鹿児島、沖縄まで運ばれました。

沖縄の祝い事の家庭料理には、

必ず昆布が使われています。

鹿児島からは、

さらに沖縄(琉球)や中国大陸にも、

幕府の許可を得ない

密貿易の形で輸出されていたようです。

良い昆布は、

料理の味を格段に引き上げてくれます。

今回買った昆布で、

何を作ろうか、考え中です。

そして、やはりもっと

買っても良かったと思い、

また阪急で催事が開催されるのを

楽しみにしています。

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