阪神淡路大震災から30年 1.17のつどい 東遊園地では地震発生時刻に合わせ 約1分間の黙とう

投稿No:10144

阪神淡路大震災から30年 1.17のつどい 東遊園地では地震発生時刻に合わせ 約1分間の黙とう

阪神淡路大震災から

30年が経過しました。

1995年1月17日、

阪神・淡路大震災が発生しました。

そのとき、私は罹災者となり、

大切なものを数多く失いました。

地震が引き起こした混乱と悲しみ、

そして先の見えない不安の中で、

私は家族や仲間たちと力を合わせて生き延びました。

当時のことを振り返ると、あの日から

30年が経った今でも

胸が締め付けられる思いがします。

良く生き延びられたと、感謝しています。

毎年、1月17日は

神戸市中央区の東遊園地で

1.17のつどい、という

追悼行事が行われます。

阪神淡路大震災から

30年もの月日がたったこともあり、

「忘れないで」と書かれていることもありますが、

忘れません。忘れられません。

まさか、神戸に大震災がおきるとは!

まさか、私が利さ逸するとは!

思ってもいなかったことですが

起きたことは、忘れません。

震災当時、

さんプラザコンタクトレンズも被害を受け、

経営は崩壊寸前になるのではと不安でしたが、

それでも、諦めずに復興を目指し、

一つひとつ問題を乗り越えてきました。

社員や家族、そして顧客の皆様方、

取引先の支援と支えがあったからこそ、会社を再建し、

今日まで続けてこられたのだと深く感謝しています。

震災を経験したからこそ、

困難に立ち向かう勇気と、

支え合うことの大切さを学ぶことができました。

今年は震災から、30年と言う

節目の年なので、天皇皇后両陛下が

兵庫県公館で開かれた

阪神・淡路大震災の追悼式典に出席したと

ニュースになっていました。

午後には震災についての特別展が

開かれている神戸市内の博物館を訪れ、

当時の地元紙や被害状況をまとめたパネルなどを

ご覧になり、地元関係者と懇談されたようです。

私が東遊園地へ行ったのは

17日のちょうどお昼時です。

平日の昼間にも拘わらず、

たくさんの人が追悼へ訪れています。

多くの人が集まり、

震災で失われた多くの命を悼み、

手を合わせていました。

我が社のスタッフも毎年、

1月17日はお昼休みに、東遊園地に

足を運んでいる人もいます。

会場には、この1.17のつどいの

募金箱が設置されています。

この追悼行事をなくさないために、

たくさんの募金が、

今年も集まっているようです。

毎年、この1.17のつどいの会場には

たくさんの竹灯籠が並べられていますが

この竹灯籠には意味があります。

会場で、ちらしをもらいました。

竹灯籠本体には「お墓」、

ロウソクには「命の灯し火」、

竹の中に張っている水には

防火の意味も含めて「防災」、

並べられている竹灯籠は、

「一本では倒れやすいが、

支え合うことで立つことができる」、

以上の意味が含まれるそうです。

地震が起きた

午前5時46分には、

たくさんの人がこの東遊園地を訪れて

灯籠の中のキャンドルに火を灯し

約1分間の黙とうをささげたそうです。

私もさっそく、灯篭の中に

キャンドルを入れて

亡くなった方々へ、祈りを捧げました。

毎年、この竹灯籠で

言葉を作っているのですが

今年は「よりそう」です。

震災当時、被災地には多くの人々が

支援の手を差し伸べました。

食べ物や水、物資だけでなく、

心に寄り添う励ましの言葉や行動が、

多くの人にとって大きな救いとなりました。

その「よりそう」という行動こそが、

被災者にとって生きる希望となり、

復興への第一歩となったのです。

1.17のつどいでは、

震災を体験した方々が

それぞれの思いを語り合い、

震災を知らない若い世代へと

記憶を伝える場ともなっています。

私も、震災を通じて学んだことや、

復興の中で得た知恵を未来に

伝えていかなければならないと感じています。

あの日の出来事を忘れないこと、

それが、震災で犠牲になられた方々への

最大の供養であり、私たちが次の世代に

託すべき使命だと思っています。

震災から30年が経ちましたが、

その記憶は決して風化させてはならないと

改めて感じています。

これからも私は、震災を生き抜いた者として、

経験を共有し、防災の大切さを

伝えていきたいと思います。

そして、震災の苦しみの中で学んだ

助け合いの精神を胸に、

これからも日々を大切に生きていきます。

あれから30年の月日が経ち、

神戸は驚くほど明るく

活気ある街へと生まれ変わりました。

街を歩けば、震災の爪痕を

感じさせないほどの復興が進み、

多くの人々が笑顔で暮らし、

訪れる人々を温かく迎える場所となっています。

2029年には三宮駅の新駅ビルが完成する予定です。

これからも神戸が明るい未来に向かって

発展し続けることを心から願っています。

震災を乗り越えた神戸の強さと、

そこに暮らす人々の優しさや温かさは、

未来への希望の光となっています。

そして、その光が次の世代にも受け継がれ、

神戸がさらに輝く街へと

成長することを信じています。

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