新しい時代を作ろうと活躍した人たちは 「志」が篤いことが 共通している【社長経営学】61
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新しい時代を作ろうと活躍した人たちは 「志」が篤(あつ)いことが 共通している【社長経営学】シリーズ61
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兵庫県立大学
兵庫県立大学(神戸商大が統合で
名を変えました)では毎年、
マーケティングを講義していましたが、
大阪府立大での研究成果を反映させて、
少しずつ内容を変えました。
北居ゼミで研究をしている経営理念の内容を、
講義の中に入れていきました。
学生の皆さんには、
卒業後、就職、自営、進学などの
いろいろな進路があると思います。
その中で、マーケティングの考え方が、
自分自身の人生に応用できることを話します。
それは、何か事業を始めるときに
共通して言える「志(こころざし)」です。
幕末に、
新しい時代を作ろうとして活躍した
吉田松陰、坂本竜馬、高杉晋作ら
革新を目指した先人たちは、
この「志」が篤(あつ)いことが
共通していると言えます。
コンタクトも普及を目指した
志の篤い人たちが、ハードレンズ、
ソフトレンズ、使い捨てレンズの
製品開発を果たしてきました。
そこには製造、流通、販売、価格などの
マーケティング政策の中に、
さまざまな努力と骨折りと工夫がありました。
わが社の例で言えば、
1971年に創業し
その後順調に発展したものの、
1995年には予想もしなかった
阪神・淡路大震災で被災し、
再建のさまざまな取り組みがありました。
マーケティングは予期せぬこと、
思うようにならないことがあっても、
自分と他者との適応を
どのようにするかが大きな問題となります。
これは人生にも言えることで、
社会に巣立っていく学生諸君には、
世の中のほとんどは
自分の思うようにならない、
その思うようにならない人生を
どのようにうまく過ごすかが
人生のマーケティングである、
とお話ししています。
成功するには努力が必要です。
しかし、何に対して、
どのように努力するかは、
自分で考えなければならないことになります。
学生の皆さん、ぜひ、
人生のマーケティングについて
考えてみてください。
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