社長と呼ばれ 大阪府立大学大学院でも たくさんの研究に励みました【社長経営学】シリーズ53

投稿No:10003

社長と呼ばれ 大阪府立大学大学院でも たくさんの研究に励みました【社長経営学】シリーズ53

**

←【社長経営学52】2つ目の修士号 向学の虫収まらず 大阪府立大学大学院 入学

社長と呼ばれ

大阪府立大学 大学院では企業組織文化を研究する

北居明先生の指導を受けました。

北居先生は神戸大学の加護野ゼミ出身の若手の研究者で、

年長の私を「松葉さん」と呼ばないで

「社長」と呼んで、

年長の私を立ててくれました。

先生から「社長」と呼ばれると、

先生が部下のように聞こえて妙な感じです。

1年次では北居先生と

コンビを組んで取引先企業の

社長インタビューに

ご一緒していただきました。

研究のためのアカデミックな

インタビューであれば、ほとんどの

経営者は会社の内情を話してくれることは

神戸商大で経験済みです。

府立大学の北居明助教授と松葉博雄

難しいのは、企業文化を調査するための

従業員へのアンケートです。

従業員に意識調査されることは、

企業経営者には言い難いためらいがあります。

とくに外資系企業は内部調査を警戒して、

本国からの許可が取りにくいのです。

ボシュロムの井上隆久社長

(過去ブログ:神戸でインタビュー研究)

そこをなんとかお願いして、

許可をいただけるかどうかは

私の交渉力にかかっていました。

私はアンケートへの協力を

取引先の各社社長へ直接お願いして、

従業員への意識調査の許可をいただきました。

松葉博雄

その上で北居先生が

調査の分析結果に基づいて、

各社長へアカデミックな質問をすれば、

得難い一次データに基づく企業組織文化の

問題点が入手できて、研究は深まります。

2年次になると

膨大な調査資料の分析を基に、

修士論文作成に取り掛かりました。

この時点になっても

修士論文のテーマが決まらなくて、

二転三転している院生もいました。

**

私は、一旦決めた

「顧客満足と従業員満足」のテーマに

迷いはありませんでした。

4月になると新しい院生が

ゼミに入って来ました。

私のブログを読んで

北居ゼミを志望する人が増えてきました。

動機となった記事は

ゼミの飲み会の記事で、

北居先生とゼミ生同士の

おおらかな人間関係でした。

北居明ゼミの懇親会

社会人大学院生は仕事の経験があり、

専門性も高く、異業種のどんなキャラクターの

後輩がゼミに入ってきたのか、

飲み会での新入生との懇談がおもしろいのです。

**

北居明先生 関連記事 アーカイブ