夏が来たら 宍粟市 揖保川の鮎 馴染みの「鮎茶屋正起」で鮎料理 

投稿No:9971

宍粟市揖保川の鮎が美味しい季節が到来 「鮎茶屋正起」で鮎料理を 堪能してきました 

夏がやって来ました。

春夏秋冬、その季節ごとに

美味しい食べ物は、たくさんあります。

夏の美味しい食べ物と言えば、

思い付くのはいくつかありますが、

夏が旬の食べものの一つに、

私の好物の、鮎があります。

夏は思っているより短いので、

鮎を食べるなら今です。

私のお気に入りの鮎のお店、

宍粟市揖保川の「鮎茶屋正起」へ

やってきました。

「鮎茶屋正起」は

足を運ぶようになってから

もう15年以上の月日が経ちます。

ここへ来ると、夏が来たのだと

感じることができます。

揖保川の鮎は、美味しさと品質で

広く知られていて、この地域の

夏の風物詩とも言える存在です。

正起の客席の窓には、

雨のように屋根から水が流れています。

お天気が良いのに、

雨水のように屋根から

水が落ちてくるのを不思議に思っていたら、

川水を汲み上げて屋根に流して、

天然のクーラーのようにしているのです。

正起の周りは、山と川があり

とても綺麗な自然に囲まれています。

揖保川の風に吹かれて、

鮎の塩焼きを食べると、

今年も夏の風物詩を経験したように思います。

正起のお店では

鮎茶屋 正起 しょうき

鮎の水槽があり、たくさんの鮎が泳いています。

防水カメラで、水槽の中の写真を

撮らせてもらいました。

この水槽は揖保川の水を引き込んで、

新鮮な水流の中で、鮎を泳がせています。

鮎は、用心深い魚なので、

池の真ん中に簀の子を掛けて、

日陰を作ってあげると、

その日陰に集まって、身を隠しています。

鮎の釣り方は、

「鮎の友釣り」と言われる、

生きた鮎を泳がせて、

自分の縄張りにやってきた鮎を

追い返そうと挑戦してくる

鮎の性格を利用しています。

鮎茶屋正起の鮎は、天然鮎か,養殖鮎か?

以前疑問に思い、店員さんに聞いてみると

あっさりと全部養殖鮎ですと、話してくれました。

焼き方が上手なので、

養殖鮎でも天然鮎のように美味しいです。

注文したのは

天然アユを打診してみましたが、

生憎と、今日は天然アユの用意が出来ていないそうでした。

鮎御膳です。ボリュームたっぷりで、

鮎もたくさん食べられるので

とても満足感があります。

アユ料理の値段は、どんどん値上がりしています。

私は、何故鮎が好きなのかと言うと、

鮎が好きになったのは、父親の影響です。

産婦人科医であった父、

松葉章一は趣味が少ない人でしたが、

少ない趣味に鮎獲りがありました。

川に網を仕掛けて、鮎をとる漁法です、

浅い川に網を張って、

上流から鮎を網の方に追い込む方法です。

この追い込み漁では、

一度に沢山の鮎が獲れましたが、

参加者に分配するので、

一軒当たりの鮎は少数でした。

鮎と言えば天然鮎しかいなかったのです、

養殖鮎はまだありませんでした。

鮎漁の問題は、網の修理です。

ナイロン製の網が無い時代だったので、

網は木綿の糸でできていました。

木綿の網を強化するために、

柿の渋打ちをするのです。

柿の渋液に網を漬けて、

そのあと、天日干しするのです。

小学生の私は、その作業を

手伝っていたのがきっかけです。

鮎茶屋正起の鮎の塩焼きは、

外はパリッと、中はふんわりとした食感で

とても美味しいです。

焼きたての鮎は香ばしく、

ひと口食べると口いっぱいに広がる

独特の風味が印象的です。

あゆを炭火で焼いてみれば解る事ですが、

家庭で鮎を焼く事は、大変難しいことです。

姿がそのままで、外の皮が残ったままで、

適当な焦げ目があり、焦げすぎもしないような、

あゆの焼き方は、細かい裏返し作業が必要です。

鮎の焼き方は、

素人とプロの差が歴然と出ます。

私が焼けば、こんなにからっと、

しかも美しく焼けることはありません。

鮎料理の他にも

天婦羅や小鉢など、たくさんのおかずがついて

大満足でお腹はいっぱいです。

鮎塩焼ご膳は年々値上がりして、

今年なんと、4000円です。

数年前までは3000円でした。

ずっと前は1000円台の時代もありました。

鮎御膳には

いつからか、デザートがつくようになっていました。

私は、甘い物は食べられないので、

奥さんに食べてもらいます。

のんびりと鮎料理を堪能しながら

ふと外を見ると、白鷺が

ゆっくりと獲物を狙っています。

ゆっくりと時間を掛けて、

獲物に気づかれないように、

何事もないような素振りで、

油断した小魚を狙っています。

今年も、鮎茶屋正起で

大好きな鮎料理を堪能できて

とても満足な一日になりました。

夏の風物詩である鮎料理を味わいながら、

揖保川の清流と自然の恵みに感謝です。

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