淡路市育波の海鮮料理「さくま」が 淡路市仮屋漁港前に移転
投稿No:9968
海鮮料理「さくま」が 仮屋漁港前に移転 夏バテ予防に ハモ料理を食べに行ってきました
淡路島の名産品と言えば、
玉ねぎを始め、たくさんありますが、
その中の一つに鱧があります。
淡路島は豊かな漁場と温暖な気候により、
質の高い鱧が捕れることで有名です。
今の時期は鱧が旬なので、
夏バテ予防に鱧を食べに行くことにしました。
鱧料理と言えば、淡路島に
良く行くお店がいくつかありますが、
今回は、海鮮料理「さくま」が
移転したと聞いたので、
行ってみることにしました。
以前はさくまは
北淡ICのすぐ近く、淡路市育波にありましたが、
数か月前に、淡路島東海岸の仮屋漁港前に
移転をしたようです。
さくまはもともと宴会料理・仕出し料理の
お店ですが、豊富なメニューで
以前よりお気に入りのお店でした。
以前のお店には、
鱧の生け簀があり、新鮮な鱧料理を
食べる事ができました。
生きた鱧を仕入れたら、
出来るだけ新鮮な鱧料理を作るため
しばらく、生け簀で生かしておくそうです。
ランチメニューも豊富で、
たくさんのメニューの中から、
自分の食べたい品を選んで、組み合わせて
注文できたのです。そこもとても魅力的でした。
(過去ブログ:淡路島産の海鮮料理「さくま」には 鱧の生け簀に ハモがいっぱい)
移転後の新しい店舗では
どうでしょうか。
車を停めると、さっそく、
新しい建物が目に入りました。
店内に入ると、広いフロアに
テーブル席が並んでいます。
以前のさくまは敷地が広く、
店内も広かったのですが、
移転後は、規模は縮小したようです。
新しい建物だけあって
清潔感のある店内です。
以前は鱧の生け簀があったさくまですが、
移転してからは、店外にも店内にも
生け簀はなくなってしまったようです。
窓側のカウンター席に座りました。
ここなら、海を眺めながら
お食事ができます。
夏の海はキラキラと輝いていて
とても綺麗です。
窓側のカウンター席
以前のような豊富なメニューではありません。
好きな料理の組み合わせも
できなくなっていました。
鯛づくし膳や鱧づくし膳、
おまかせ膳などのほか、
名物の生はも丼がメニューです。
お目当ての鱧の定食はあったので、
奥さんとそれぞれ、注文しました。
私が頼んだのは、鱧丼の定食です。
生の鱧のどんぶりです。
他にも、フライや湯引きなどが
セットになっています。
お吸い物にも鱧が使われています。
生の鱧が食べられるお店は
それほど多くありません。
鱧には非常に骨が多く、その骨を細かく切る、
「骨切り」という技術が必要です。
また、新鮮な状態を保つことが不可欠だからです。
特に関西地方や淡路島などの
鱧の名産地でしか味わえないことが多いです。
鱧の湯引きには、酢味噌が
かかっていました。
湯引きは通常は、梅肉を添えるのが一般的です。
奥さんが注文したのは
鯛づくし膳です。
フライや焼き魚、他にはたくさんの
一品料理がセットになっている定食です。
品数が多くて、どれから食べようか
迷ってしまいます。
以前のお店では、食べたい料理を
好きに組み合わせられたので、
気兼ねなく好きなものをすこしずつ
選べる楽しさがあり、食も話も弾みましたが、
新店舗では、品数は多いものの、
好きに選べなかったのが、残念なポイントです。
海鮮料理「さくま」では
新鮮な鱧や
採れたての地魚を使って作られています。
淡路島産の珍しい魚を昔ながらの漁港飯にして
日替わり定食やおかずが用意されていたのですが、
どうやらスタイルを変えてしまったようでした。
また、以前のお店では
お手頃価格で食事が出来ましたが、
現在のお店では、そうもいかないようです。
まあこればかりは仕方のない事なのかも
しれませんが、少し寂しい気持ちになりました。
お店の目の前は
仮屋漁港です。この仮屋漁港がある東浦地区は
古くから漁業の町として栄えてきました。
大阪湾を漁場とし、底曳網を中心とした
漁法で新鮮な魚をとっています。
朝早くから船の出港していく音が聞こえる、
活気あふれる町の漁協です。
仮屋漁港では、多様な魚介類が水揚げされます。
特に鱧、タコ、イカなどが有名です。
これらの新鮮な海産物は
地元の市場や料理店で提供され、
観光客にも人気があります。
仮屋漁港は、
地元の漁業文化と深く結びついており、
長年にわたって地域の漁業者が
技術を継承してきました。
この地域の漁業は、伝統的な技術と
最新の方法を融合させながら、
持続可能な形で行われています。
仮屋漁港は、淡路島の漁業と観光の
両面で重要な役割を果たしている漁港です。
今回、移転した
さくまへ行ってみて、
さくまの以前の好きだった箇所が
無くなってしまっていました。
お気に入りのお店だったので、
家族でも利用していたので、少し残念です。
移転後のお店を訪れるのは、
期待と不安が入り混じるものです。
今後、また別のお店で新たな
美味しい料理との出会いを楽しみにしつつ、
昔のお店での思い出を大切にしたいと思います。