沖永良部島といえば 鍾乳洞 珊瑚が隆起した 洞窟だらけの島 昇竜洞へ

投稿No:9591

沖永良部島といえば 鍾乳洞 ケイビング 珊瑚が隆起した 洞窟だらけの島です

サンゴ礁が隆起してできた沖永良部島は、

地底に大小約300程度もの

洞窟や鍾乳洞があると言われ、

ケイビング愛好家たちには

”洞窟の聖地”として知られています。

沖永良部島を歩いている地面の下には

大鍾乳洞群が迷路のように走っています。

沖永良部島は、琉球石灰岩と

基盤岩(硬い堆積岩のチャート)の

二層構造になっています。

琉球石灰岩は雨をザルのように通過させても、

基盤岩は水を通さず、溜まってしまいます。

それが高地から海へと流れていく“地下河川”となり、

水の浸食作用で流れやすい形に

洞窟ができたそうです。

(参考:CREA

昇竜洞へ行ってみました

沖永良部島にある鍾乳洞といえば、

有名なのが「昇竜洞」です。

沖永良部島の知名町にあります。

日本鍾乳洞9選の一つに選ばれています。

鐘乳洞は、石灰岩地域に見られる地下の洞穴で、

地下水の溶食作用によって、

長い年月をかけてつくられたもので

沖永良部島をはじめ、

奄美諸島に多く見られます。

昇竜洞は、鹿児島県天然記念物

指定されている観光鍾乳洞です。

昇竜洞は、昭和37年に

愛媛大学学術探検部(山内浩教授隊長)によって

発見された鍾乳洞だそうです。

さっそく鍾乳洞へ入ってみます

長い階段を下り、

鍾乳洞の入り口まできました。

入口は整備されていて、建物の中には

休憩スペースや資料などがあります。

ジャングルのような中に、

昇竜洞の入口が現れました。

入り口から深い洞窟の雰囲気が漂っています。

見慣れない植物がたくさんありました。

色鮮やかで、熱帯の植物なのだろうと

一目でわかるような見た目をしています。

これはスパイラルジンジャーといって

葉が茎にらせん状につくことから

スパイラルジンジャーと名付けられたそうです。

洞窟の中に入ると

中はとても広くてかなり見応えがあります。

昇竜洞は、上洞・主洞・中洞・下洞の4つの洞窟が

ほぼ一直線に連なる、

全長3.5kmの大規模な鐘乳洞です。

全長3.5kmのうち

600mが一般に公開されています。

洞壁を覆うように形成される鍾乳石のことを

「フローストーン」と呼びます。

このフローストーンの規模は

全国でも最大級だそうです。

中は、外とは、

違いひんやりとしています。

どんどん洞窟内を進んでいきます

洞窟の中の歩道はある程度整備されていて

子どもから大人まで楽しめるようになっています。

足元もライトで照らされている為、

そんなに危険なようなことはありませんでした。

転ばないように、

気を付けながら奥に進みます。

​洞窟には少なくとも

25種類の約300,000の鍾乳石が

幻想的な形状を作り出しているそうです。

何万年もの月日が作りだしたのであろう

圧巻の鍾乳石には魅入ってしまいます。

ところどころ、狭かったり、低かったりしていて

頭をぶつけないように、

慎重にくぐり抜けます。

途中、鍾乳石がキラキラと

輝いている場所に、

ダイヤの御殿と名前がついていました。

鍾乳石がキラキラ輝いているのは

炭酸カルシュウムの中にカルサイトという結晶が

多く含まれており、

その結晶が光を反射するためです。

(参考:たびらい

歩き進めていると、洞窟内の中盤あたりに

急に鳥居が見えてきました。

昇竜神社と書いてあります。これは、

洞窟発見時に見つかった二体の人骨を

本洞の守護神として建立された神社だそうです。

鍾乳石が、カラフルな色に

ライトアップされていましたが、

大変見ごたえがあります。

鍾乳石が1mm伸びるのに

3年もかかると表示されていました。

鍾乳石には、様々な名前がついています。

東洋一といわれる美しさ

天井から無数に垂れ下がる銀白色の鐘乳石は、

東洋一といわれる美しさと言われています。

 

人も少なく、ゆっくりと見ることができました。

自然の力はすごいなあと、

改めて実感しました。

沖永良部島へ行く際は

ぜひ足を運ぶことをお勧めします。

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