新たな国民の祝日 8月11日は山の日 山に親しみ、山の恩恵に感謝する日です 

投稿No:9453

8月11日は山の日 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日です 山についてのブログ記事を振り返ってみました

8月11日は山の日です

毎年、8月11日は山の日です。

「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律

(平成26年法律第43号)」が

2016年1月1日に施行され、

8月11日は同年より国民の祝日「山の日」となりました。

参考:Wikipedia

比較的新しい祝日で、

その詳細についてよく知らなかったので

どんな祝日なのか調べてみました。

山の日とは 山の神を祀る日ではありません

自分の奥さんのことを、山の神と呼ぶこともあります。

特に、結婚してから何年もたち、

口やかましくなった奥さんです。

山の日は、山の神を祀る日でははありません。

日本は、山国で、

山に囲まれた地域が沢山あります。

そこで「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」

という趣旨の国民の祝日です。

他の祝日と異なり、山に関する特別な出来事などの

明確な由来があるわけではなく、

「山の日」を国民の祝日にしようという

様々な動きによってできました。

参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/464497/

 

四国 霊山 剣山

山の日に思い出すのは、美しい山、

高い、険しい山に登った思い出です。

と言っても、四国の剣山は、リフトの乗って登ったので

汗を流さないで、楽しています。

剣山登山のメインイベントは、

名水を汲んで、安徳天皇の霊をお慰めする、

野点をすることです。

これまで、剣山に登り、

名水を汲んで野点をし、

安徳天皇に抹茶を捧げた人はいるでしょうか。

大山(だいせん)は伯耆富士と呼ばれ

大山 美保湾

大山(だいせん)は伯耆富士と呼ばれ、

見る方向によっては富士山のような

美しい円錐形をしています。

『「美しい瞳 広がる世界」

そのまんまの美しい大山でした』

神戸 六甲山

神戸の山と言えば、六甲山です。

JR六甲か、阪急六甲でシャトルバスに乗り、六甲山頂へ出発!

六甲オリエンタルホテルのジンギスカン

 

くねくねと、曲がる道路をバスは安全運転で進みます。

六甲オリエンタルホテルに着くと、下界は素晴らしい眺めです。

六甲オリエンタルホテルのジンギスカン

ここでは、オープンテラスで、

すぐ真下の神戸の下界を見ながら、

ジンギスカン料理をいただくことができます。

六甲山の麓には、

人口150万人都市の神戸の街が広がっています。

六甲森林植物園

岩木山

岩木山の麓に向かいます。

青森市にいく前に、ぜひ、岩木山に行くように、

強く岩木山を勧めてくれました。

岩木山の中腹にあるお店で、

トウモロコシを買います。

この辺のトウモロコシは、

通称「岳きみ」と言われている、

とても糖度の高い、美味しいトウモロコシです。

開聞岳

開聞山麓自然公園にたどり着きました。

入場料はなんと、わずか300円です。

入口から公園に入ると、

右手にトカラ馬の放牧地がありました。

トカラ馬は日本在来種で

県の天然記念物に指定されています。

開聞岳自然公園は、

指宿市のものかと思っていたら、

私有の公園でした。

公園を所有しているのは、指宿いわさきホテルです。

開聞岳は富士山のような形をした美しい山です。

その山すそに、広大な自然公園を、

指宿ロイヤルホテルが所有しているのです。

開聞岳(かいもんだけ)は、

鹿児島県の薩摩半島の南端に位置する標高924mの火山で、

日本百名山のひとつです。

山の恵みについては淡路景観園芸学校で

山の恵みについては、

樹木や維持保全など、様々なことを学びました。

その一つとして里山です。

里山とは、集落、人里に隣接した結果、

人間の影響を受けた生態系が存在する山を言います。

長い間、里山は生活の中に組み込まれていました。

薪を集めるのも、木を切って家を建てるのも、

一昔前までは、身近な山に頼っていました。

ところが、数十年経った今では、

様々な燃料源は石油製品に変わってしまいました。

今では、直接木を使って燃料にすることは無くなり、

その結果、里山に人の手が入らなくなって、

里山は以前とは変わってきてしまいました。

木を切らなければ、

山は光の当たらない山林になってしまいます。

間伐されずに放置されている森林は、

林内が暗く、下層植生が消失し、表土の流出が著しく、

森林の水源かん養機能が低くなります。

幹が細長い、いわゆる【もやし状】

の森林となり、風雪に弱くなます。

反対に、間伐が適切に実施されている森林は

林内に適度に光が射し込み、

下草などの下層植生が繁茂しているため、

水源かん養機能や土砂流出防止機能が高くなります。

幹が太く、生育が良くなり、

風や雪にも折れにくくなります。

下層植生が豊かになり、

多様な生物の生息を維持できるようになります。

里山の手入れ 里山の維持管理実習

淡路景観園芸学校の実習で

実際に伐採などを行いました。

里山の現状や現在の里山の維持管理の目的、維持管理作業を

実習を通して学ぶことができました。

また、どんな里山にしたいのかを考え

現状の調査の実習にも行きました。

実習を通して分かったことは

山の保全は簡単な作業ではないということです。

先日読んだ、盛山正仁先生の著書にも

日本の林業を持続可能なものにするにはどうすれば良いか

という内容がありました。

最終的な目的はカーボンニュートラルですが、

そこに至るまでの工程として、

日本の森林を守る担い手の確保が必要だと書いてあります。

そして、森林の経営管理の集積を目標として

様々な制度を設定して行く必要があるようです。

日本は国土のおよそ6~7割が山地と言われています。

里山を維持保全するために私達は何ができるのでしょうか。

もう一度、淡路景観園芸学校で学んだことを復習し、

里山の保全について、できることから

始めていきたいと思いました。

 

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