筍(たけのこ)掘り 松葉家の里山を埋め尽くした竹藪 芽をだしたタケノコを収穫

投稿No:9349

筍掘り 里山を埋め尽くした竹藪 芽をだしたタケノコを収穫

墓地を埋め尽くした竹藪

淡路景観学校で、昔里山だった山が

人の手入れが止まってしまうと

どうなという、講義がありました。

耕作放棄地なら雑草が生い茂ります。

里山の場合は、木の枝を切って薪にしたり

落ち葉を堆肥に使っていたそうですが

今では化石燃料を使用するため

山に入って雑木林の薪を集めることがなくなりました。

その結果、里山はどうなるかといえば

日本中の里山が竹藪に変わってきています。

竹の繁殖力は強く、どんどん根を張っていき

瞬く間に一つの山全体が竹藪になってしまいます。

いったん竹藪になると、人が手が付けられないほど

土の中の竹の根が生い茂り、

山全体にほかの植物が育たなくなります。

我が家の山も すこし前までは松林でしたが、

しばらく放置している間に近隣の竹が侵入してきて

どうにもならないほどびっしりと

孟宗竹が山の斜面を埋め尽くしてしまいました。

4月から5月にかけて

新しい筍がまだ竹が茂っていないあたりにまで

根が伸びてきています。

比較的筍を掘りやすい場所があったので

用意していたつるはしを使い、

筍を掘り起こしました。

足で踏んでわずかに筍の頭の部分を踏んだことを感じるくらいの

若い筍が、筍の料理としては味が良いと言われています。

お墓参りに行った日なので、

足で踏んでわかる程度の筍を探すことは難しいため

少し頭が出たほどのできるだけ若い筍を掘り起こしていきました。

数えきれないほどの筍の頭が見えます。

とても全部は取り切れません。

つるはしで筍の根っこの部分に下ろせば

簡単に筍の茎を切り離すことができました。

この辺りは筍がふんだんにあるせいなのか、

イノシシの被害が見当たりませんでした。

竹藪は過剰な繁殖により、

もう日が当たるような場所もなくなれば

いつかは枯れる日が来ると思いますが、

まだまだ筍が生い茂る場所があります。

私と奥さんが食べられる筍の量はわずかなものなので

7本ほど筍を収穫すると、

もうこのぐらいでおしまいにしました。

比較的簡単に筍掘りができたので、満足です。

筍を掘るのは簡単でしたが

この後皮を剥いてアクを抜きながら茹でて

その後筍料理に使える筍ができるので

この後の作業は大変です。

しかし、自分の家の山で収穫した筍なら

買ってきた筍よりも愛着が湧き、

美味しい料理ができると思います。

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2022年5月3日(火)