門松と柳もち(餅花)の制作実習 淡路景観園芸園芸学校 受講記(64)マスターコース⑨ 門松
投稿No:9214
門松と餅花(柳もち)の制作実習 淡路景観園芸園芸学校 受講記(64)マスターコース⑨門松
門松と餅花(柳もち)の制作実習
年末を控えて、今日の淡路景観園芸学校の演習は
竹を使った門松と
柳の枝を使った門松と餅花(柳もち)の制作実習です。
これは、お正月に使えるタイムリーな演習です。
餅花とは
日本の一部地域で正月とくに小正月に、
ヌルデ・エノキ・ヤナギなどの木に小さく切ったもちや団子を刺して飾られます。
一年の五穀豊穣を祈願する予祝の意味を持つとされます。
また左義長の行事で飾ったり、食べたりする地方も多いそうです。
竹の性質と利用について 事前に講義をうけました。
日本の主な竹について説明がありました。
1.孟宗竹
直径18センチ、高さ22メートルになる大型種です。
孟宗竹は江戸時代に中国から導入された竹です。
竹の節には環が一つあり、
節の間が比較的短く太いのが特徴です。
2.真竹
直径15センチ高さ25メートルにも育つ大型種です。
節には環が2つあります。
節の間が長く弾力性があり建築材料や竹細工に使用されています。
3.破竹
直径3~15センチ、高さが15メートルほどの大型です。
耐寒性があるため比較的寒い場所にもあります。
細く割りやすい性質のため茶道具の茶筅などに利用されています。
4.女竹(めだけ)
直径2センチ、高さ5メートル
主に川岸や海岸などに群生しています。
材質が柔ら高く粘り強いので
竹細工や農業資材などに利用されています。
門松づくりは、素材を景観学校のキャンバスから集めて回りました。
門松に必要な竹、松竹梅などをキャンパスを
ぐるりと回って鋏を使い採取してきました。
松の葉や
南天などが集まりました。
竹は真竹と、孟宗竹を使います。
ミニチュアの小さな門松づくりなので
孟宗竹の中に真竹を切って門松を立てていきます。
真竹を黒いひもでくくり男結びをします。
そして孟宗竹に砂を入れ真竹を立てます。
その周辺に正月らしい飾りとして
笹・南天・松などを
あでやかな色を選んで竹の周りを飾ります。
竹を斜めに切ってきれいな
切り口を見せるのも実習の中の一つです。
最後に受講生が作った門松を
1か所に集めて記念撮影をしました。
柳もちも作りました。
柳の枝を使った柳もちは餅を電子レンジで3分間温めて
柔らかい餅の状態にし、もち粉をまぶして
もちを柳の枝につけていきました。
紅粉をつけて梅の花が咲いているような工夫もしました。
それぞれできた作品は、
自宅にもって帰り飾ることになりました。
2021年12月20日(月)