挿し木の実習 その後の経過 挿し木の着根の好成績は あじさい レモン 淡路景観園芸学校 受講記(52)

投稿No:9112

挿し木の実習 2か月後 挿し木の着根の好成績は あじさい レモン 淡路景観園芸学校 受講記(52)

挿し木の実習 2か月後

挿し木をするときの留意点は、

新しい枝を7〜10cm切り取って、

先端の1~3枚ほどを残し下の葉を取って

葉っぱを半分に切り取り、

水分の蒸散を防ぎ、根への負担を減らし

切り口を斜めに切り取って、

水分を吸収する面積を増やす

1~2時間ほど水に切り口をつけておく

清潔な土を小鉢やポットに入れておくことです。

 

夏休み前の7月にキャンパスに植えられている

いろいろな樹木の枝を採取して、

インストラクターの指導を受けながら

挿し木をしておきました。

こんな具合に、挿し木した2か月後の経過です。

▶身近な木の枝を選んで 挿し木の実習 淡路景観園芸学校 受講記(41)

2か月後の様子を確認しました

夏休み中の挿し木のお世話は、

学校のほうで温室に入れ、

水やりや温度管理をしてくれていました。

経過の管理が良かったので、

沢山の挿し木から、根が出ていました。

今日は各班ごとに夏休み前に挿し木した

枝がどのようになっているか班ごとに確かめました。

沢山挿し木した班と、少しの挿し木の班では

結果に大きな差異が出ていました。

私の班は、挿し木の数が少なかったので

根が付いた挿し木の数は、

他の班より少ない結果になりました。

さらに成長させるためポットに入れます

根が付いた挿し木は、

小さなポットに移し替えます。

根がついていたら、

成長が始まっています。

大きな樹になるよう、

これをポットに移し替えて

さらに成長するようにポットに土を入れて、

各自が持って帰って育てます。

どの植物が良く根が付くのか、全体集計をして

結果を後日教えてくれるそうです。

レモンは、挿し木からだと 着実まで5年から8年程 辛抱

私たちの班では、挿し木の効果が良かったのは

リスボンレモンとガクアジサイでした。

レモンの挿し木は、幼い木なので

レモンの実が付くまで、5年から8年程

辛抱強く待たなければなりません。

これが、ある程度育った苗木なら、

翌年からでもレモンの実が付きます。

これでは、先が長すぎるので、

私は若い方にレモンの苗木を譲りました。

希望する人が家に持って帰って

育てた後、植え木にすることになります。

令和3年度 挿す芽・挿し木結果一覧表(22期生)

科学的な検証をするために

各班の、挿し木の成功を集計して、

どの種類の樹木が、挿し木に向いているのか

集計の発表がありました。

結果は、あじさい、レモンで、

私たちの班の結果と同じでした。

挿し木の経験 沖縄の花

沖縄に咲く美しい花は、

挿し木で増やすことが出来ました。

温室や鉢植で挿し木した

アラマンダ(アリアケカズラ)の花です。

ベンガルヤハズカズラの花

ベンガルヤハズカズラも蔓性の植物で

挿し木が上手くいくと、どんどん枝を伸ばし

美しい花を枝の先に咲かせて、魅了されます。

この他には、

ハイビスカス、ブーゲンビリア、プルメリアなどを

挿し木して、咲かせています。

沖縄から、大きな苗木は持ち帰れませんが

挿し木用の小枝なら、持ち帰りが出来るので

挿し木で、花を咲かせる方法は便利です。

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2021年9月1日(水)