沖縄のムーンビーチにある「つばき」に行ってみると、残念ながら今日は改装工事のためお休みでした。

何を改装するのか、およその察しがつきます。それは、きっと入り口の木戸を高くする工事だと思います。どういうわけか人がやっと屈んで入れるような低い入り口でした。これまで何人もお客様がこの入り口で頭を打ったことでしょう。

せっかく「つばき」でおいしいお料理を食べようと思ってきたお客様や、入るときは素面で注意できたものの、帰る時にはいっぱい飲んで油断した時に”ごっつん”と頭を打ったお気の毒な人がいると思います。

なぜオーナーは、よく気がつく人なのにわざと屈んで入らなければならないように入り口を設計したのか不思議に思っていました。

頭を屈めて入らなければいけないなんて、茶室のにじり口のような設計です。

茶室のにじり口には意味がありますが、つばきの入り口には何かあったのでしょうか。

三日後に行ってみると、やはり入り口を高くする工事でした。

工事中なので、お店の方を探して行くうちに、裏口にまわって様子をうかがいました。

これまでにたくさんのお客様が飲んだと思われるお酒の空瓶が、野外にたくさん積んでありました。

テーブルも一席増やすようで、白いテーブルをこれまでのテーブルと同じように黒く塗るところでした。

次に来るときは、頭を気にしないでまっすぐに立って入り口を出入りできるようになりました。