淡路で蛍狩り
公害問題が深刻なときには、日本の各地では蛍はすっかり姿を消していました。それが、最近では環境問題が私たちの生活を脅かす問題として理解されるようになり、日本中で河川に対する汚水の問題や、薬品、洗剤などの規制が浸透し、少しずつ自然が回復しています。
ここ淡路の東浦町でも、かつて一時的に消えていた蛍が少しずつ戻ってきて、梅雨の頃の暗闇の中を幽玄の世界に誘うように飛び始めています。
このことを渡舟食堂の人から昨年聞き、昨年から蛍狩りに夜行くようになりました。もちろん、捕まえて持って帰るようなことはしません。蛍狩りといっても、紅葉狩りと同じように見るだけです。
川下からゆっくりと蛍を探しながら、楠本川の上流に蛍を探しにいきました。
かなり上流に行った頃、最初の蛍を見つけました。蛍の光を見つけるのも、一つの腕と言えます。どんなところに蛍がいるのか、だいたいの見当を付けて、やや足元の危ないところに入っていきます。これは、諺で言う、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と同じことです。
ガードレールから少し低くなったところに、川に入る小さな入口を見つけ、その奥に入っていくと暗くて足元が危ないところに蛍の飛び交う場所が見つかりました。
いました!いました!
この夜は5,6匹見ました。中にはサービス精神に溢れ、何度も私たちの前を飛んでいくのもいました。
今日は6月の中旬頃なので、少し蛍の終わりの頃かもしれません。噂では、この川でも何十匹もの蛍がたくさん飛び交い、その不思議さに驚くほどの興奮を覚えるとのことでした。
桜で言えば、つぼみか、散り始めの、盛りをはずしていたのかもしれませんが、それでも蛍が闇の中をフンワカ、フンワカと飛び交うシーンを見たことは確かです。
まあこの辺が一応の蛍狩りの成果として、納得し、みんなで感激しながら、よかった、よかったと言って、蛍狩りは終わりました。
田んぼには水が張られ、暗い夜道には蛙の声が鳴き渡っていく中で、川のガードレールに沿って、来た道を帰りました。
その後、帰って一杯いきます。
少し坂道を上り、その後、下って帰ってきたので、喉も渇き、私の喉は蛙が鳴くように「ビール、ビール」と鳴き渡っていました。
芝生の美しさを演出するために庭にハロゲンランプの強烈な光を投影して見ると、不思議なことに緑の芝生が絨毯のように浮かび上がってきました。これを見ながらビールをみんなでいただきます。
話ははずみます。研修の目的の一つに、お互いが理解し合うということもあり、これまでの体験談なども話してもらいました。
個性を表現する中に、手相があります。手相はその人の人生を語ると言います。本当でしょうか。
そこで、皆さんは自分の手相を見せ合いました。
その中に大変珍しい手相がありました。この手相は感情線と知能線が横一文字に重なり合い、まるで一本の横断線のように見えます。これを「猿線」と言うようです。
インターネットで鑑定してみると、次のような記録がありました。本当かどうかは保障できませんが、大変素晴らしい手相のようです。
小泉首相やイチロー、明石家さんま、歴史上の人物でも豊臣秀吉や徳川家康なども猿線だってことがわかりました。