松葉博雄の次女の誕生日の前祝い

次女の誕生日の前祝いに、奥さんと私の3人でお食事に来ています。お父さんもお母さんも、成人した娘と一緒に外でお食事をすることは、とても嬉しいことです。

特にお父さんには、若い娘を連れて歩くことは、世間の耳目を集め、とても嬉しいことなのです。今日のお食事は、日本料理の「菜五味」というお店です。

最初に出てきたお料理はほうれん草とカニとマツタケの和え物です。

次は、季節を告げるマツタケの土瓶蒸しです。

ハモ、エビ、とうふが入っています。

お刺身は、ヨコワとカンパチ、メイタガレイです。氷の山盛りの上に並べられ、見た目に涼しそうです。

お醤油と一緒にして、香をいただくのは、シソの花でした。シソの花の先端部分をとって、花穂紫蘇(はなほじそ)といいます。

ずっと職人さんが厨房で働いている姿が見えます。気が付くと、とにかく黙々と自分の仕事をして、しゃべる人がいません。玉子焼きを、今、目の前で焼いている人は、うまくひっくり返すように玉子焼きを見つめて焼いています。向こうでは冷蔵庫を開けて、食材を取り出しています。

どこに食材があるのか迷わず探し出しています。料理長は一つ一つの味付けを小皿で味わって確認しています。そしてちょっと塩を入れてみたりして、味の手直しをしています。厨房はまるで工場のようですけど、しゃべる人はいません。

次は八寸です。八寸四方の中に季節の味わいをコンパクトにつめています。もみじがありました。それから栗があります。湯葉があります。
この辺が、アメリカの大盛りハンバーガーと違う芸の細かい日本料理の神髄です。向こうは向こうで、こんなチマチマした料理をと思っているかもしれません。

すじこと大根おろし、秋鮭の南蛮焼き、レンコンが出ました。お店の人は、精算レジの前に出てきては、お店の馴染みのお客様に愛想を言います。特に大事なお客様が帰るときには、料理長が手を止めて、わざわざ厨房の外に出てきて、お客様をお見送りしています。

このへんは大変なサービス精神というか、経営者努力です。次に、あんかけがついた百合根饅頭です。百合の根を摩り下ろして作ったまんじゅうのあんかけです。饅頭と言っても、決してアンコは入っていません。

最後に炊き込みご飯です。釜で炊いたご飯を厨房から釜のまま席に持ってきて、すぐそばでよそってくれました。釜の蓋を開けて見ると、今日は栗ご飯でした。私は一つ一つ栗をどけて食べました。

最後のデザートはイチジクのシャーベットです。いちじくがシャーベットになるなんてと、娘は、いちじくが苦手なので残念そうに言っていました。

次女へ、お誕生日、おめでとうございます。また、お父さんと一緒に食事をしましょう。

2005年9月11日(日)