赤穂温泉【後半】絶景露天風呂の宿 銀波荘

絶景露天風呂の宿 銀波荘のお風呂からは先程の部屋から見た日生諸島が見えます。 日生に行くと、魚市場ではシャコを売っています。日生といえばシャコなのですが、今は採りすぎてシャコもとても高く、魚市場のおばさんは「ダイヤモンドや」と言っていました。

そんなことを思い出しながら、赤穂の天然温泉につかっています。お風呂はそれほど大きくはないですが、ちょっと指をつけて舐めてみました。しょっぱいです。塩辛いです。これは海水が温泉になっているということがわかります。

お気の毒なことに、女性用のお風呂には露天風呂がないようです。その疑問は後でわかりました。ホテルを出て、近隣を散策していると、散歩道からお風呂が丸見えなのです。これだと、仕切りをしなければお風呂は見えるし、かと言って仕切りをすれば景色は見えないし、矛盾の解決ができないまま男性の露天風呂のみになっているようです。

ここから見える方向は、日生、鹿久居、四国、小豆島です。昔、小学校の頃、小豆島の読み方を先生が生徒に当てたとき、ある人は「コマメ島」とか、ある人は「アズキ島」とか、一番ひどいのは「チーマメ島」と読んだ時には、分かっている人は大笑いをし、笑われているひとはキョトンとしていました。映画の字幕を読んで笑うのと、スクリーンの会話で笑えるには差があるのと同じです。

お風呂に入って温まり、時間がたつとそろそろ帰ることになります。 いつも思うのは、温泉に来たからと言ってそう長く入れるものではありません。遠くの温泉に行くには汽車賃を払い、高速料を払い、長い時間をかけてやってきたのに、まるでカラスの行水のようにものの2、3分で「あぁ、いい湯だった」と出てくる人もいます。温泉で元をとるのはどのような状態が正しいと言えるのか、なかなかのぼせてわからないまま、お風呂から出てきました。

あとから分かった話では、奥さんが入った女湯に男の人が間違って入ってきたので、どうしようかと出るに出られずハラハラしていたそうです。そのおじさんは男湯に正しく入ってきたとき、連れの人に「俺なぁ、さっき女湯と知らずに女湯に入っていってしまったんやけど、連れの人は誰もいないしおかしいなあと思い、ひょっとすると女湯かなぁと思って、出てきたんや」と嬉しそうに連れの人に話していました。

入り口にはちゃんと大きな字で「女湯」と書いていたし、なんでまた間違ったのか、また間違ったことがそんなに嬉しいのか変だなぁと思って聞いてた話でしたが、立場を変えて奥さんから見ると、心臓がドキドキしたということなので、笑い事ではないようでした。

 


 

赤穂と言えば赤穂浪士ですが、どこの宿にも赤穂浪士の義士の着たような羽織があるようです。

私は支配人に頼んで太鼓を叩いていいですかとちゃんと断って、太鼓を叩きました。

山鹿流の陣太鼓というのでしょうか、1つ打って2つ流れるドンドンドンドンという打ち方をしてみました。山鹿素行という先生に付いて、大石内蔵助は兵法の勉学をしていました。今で言えば経営学の先生に学んでいるようなものでしょうか。その山鹿素行は朱子学を批判したことから、播州赤穂に流されました。その時に、大石内蔵助は山鹿素行から軍学を学び、それが後の忠臣蔵の根本思想になったそうです。

 


 

少し、ホテルの周りを歩いてみました。

岬の見えるところに行ってみると、おじさん達が崖の上から魚を釣っています。ここから先程のお風呂が丸見えなのです。

もし、ここに女性用の露天風呂を作れば、魚釣り客はもっともっと集まるのでしょうか。

すぐそばには神社がありました。

水仙が咲いていました。この神社は延喜式の神社ですから古いです。平安時代でしょうか。

 


 

さらに散歩してみると、近くにおいしそうなお寿司を出す「よろいずし」というお店がありました。

食事が済んだ後なので食べる気はないのですが、驚いたことを見つけました。

それは、大変眺望のいい部屋でお寿司を食べるようにできているのですが、なんと一番いい席にはニャンコちゃんがいました。とっても猫が好きなご主人かなあと思います。猫もきっとおすし屋さんは好きだと思います。いつも好きなものに囲まれて幸せな猫だなあと思いました。遠くから見ても、丸まるとよく肥えてきっとトロなんかもこっそり戴いているのかなあと思いました。

 


 

帰りに、来るときに目をつけていたお寿司屋さんに寄ってお土産を買うことにしました。

あなご寿司、さば寿司、箱寿司などですけど、いざ寄ってみると今昼休みで休憩のようで残念ながら今しばらくお待ちくださいということで開いていませんでした。

ドライブをしていると、いろいろと地元のお料理やさんを見ることがあります。チラッと見ただけでおいしそうな店があるのです。旨さ丸出しというので しょうか、味と建て方とは一見関係がないようでも、おいしいお店はなんとなく店構えに滲み出てきます。そのような店を見つけては寄ってみますが、たいてい は休みとか、売り切れ、昼休み、一見お断り、などがあるのです。

おいしい店をテレビで紹介する番組がありますが、あれに出たらおしまいです。行列が出来て、なかなか入手できなくなります。願わくばこっそりと教えてほしいものです。大きな声で内緒話をするようなテレビのおいしい店紹介はいただけませんね。