赤穂温泉 絶景露天風呂の宿 銀波荘 日帰り温泉 女湯に男性客が侵入
赤穂温泉 絶景露天風呂の宿 銀波荘 穂市御崎2-8 TEL:0791-45-3355
赤穂温泉 絶景露天風呂の宿 銀波荘
赤穂温泉を訪ねてみました。
高速道路で赤穂で下ります。
バスに乗っていくのではなくて、
自分で運転して奥さんと行くのですから、
途中の話といえば、仕事の話が中心で、
あの人はどうしたとか、この人はどうだとか、
あの会社は今はどうなったとか、
このような話が続きます。
一人で運転していれば長い道のりも
奥さんを相手にいろいろと
反省会を兼ねて話しているうちに、
いつしか中国道を経由し、姫路、
相生と過ぎていくうちに赤穂となりました。
行った先は、赤穂温泉「絶景露天風呂の宿 銀波荘」です。
銀波荘は天然温泉で赤穂岬の先端にあり
海が一望できることで選びました。
赤穂温泉 絶景露天風呂の宿 銀波荘
最近の選び方は、
インターネットを使ってホテルを検索します。
なぜインターネットを使うかというと、
一般的に言えば、
インターネットを見たというだけで
だいたい10%は割引をしてくれます。
皆さんも見てなくても、
「インターネットで見た」と言ってみてください。
なかには、うちは出してませんと言われるかもしれません。
そのような場合は、
「その店を避けてきたんだから
お宅に来たんだから安くしてよ」と言ってみてください。
インターネット価格で交渉成立したあと、
部屋に通されて外を見てみると家島、
日生諸島(ニッセイではありません。ヒナセです)、
鹿久居島などが一望できました。
陽よりもよく、とってもきれいな海がすぐそばに見えました。
ちょっと見れば、少し先に小さな灯台がありました。
客室係のおねえさんに
「あの灯台まで泳いで行けますか、行く人はいますか?」
とたずねてみました。
おねえさんは面白い人で、
「今は寒いから誰も泳いで行かんでしょう」
といわれました。
「そりゃそうや。今なら行かんわなぁ」
と一本とられました。
日帰り温泉プランなので時間の制限があります。
私の予測では、前日のお客様が帰るとすぐに部屋を掃除して、
次の夕方からのお客様が来るまでのほんのわずかの間に
景色のよい部屋を使って
一稼ぎするのではないかと思っています。
赤穂温泉 絶景露天風呂の宿 銀波荘
最近の一流割烹料亭でも、
夜行けば何万円もかかるお料理を、
お昼に主婦を相手にミニ懐石で
一稼ぎすることが当たり前になっているようです。
まずお食事をいただいてから、
お風呂に入ってそれで時間が
2、3時間というところでしょうか。
サービス担当者は「ゆっくりしていってください」
と言いつつも2時までには
部屋を空けてくださいと言われました。
これがどうして『ゆっくり』なんでしょう。
お料理をまずいただきます。
床の間に目を向けると、
今年は酉年なので鳥の置物がおいてありました。
こういうのをサービス精神というのでしょう。
そうすると、ホテルの倉庫には十二支が揃っていて、
鳥以外の十一種類の置物は十二年に一回の
自分の出番を待っているんでしょうか。
去年のお猿さんなんか、
当分倉庫の中で一眠りでしょうね。
そうすると、かなり広い倉庫が必要だし、ひょっとすると、
これはリースかなあと思いました。
赤穂温泉 絶景露天風呂の宿 銀波荘
出てきた料理はごく普通のお料理ですけれど、
品数はたくさんありました。
おいしかったのは塩辛でしょうか。
それほど辛くもなく食べやすかったです。
赤穂温泉 絶景露天風呂の宿 銀波荘
さて、ご飯もいただいたので、
お風呂に入ることになります。
お風呂は男性のみ露天風呂がありました。
絶景露天風呂の宿 銀波荘のお風呂からは
先程の部屋から見た日生諸島が見えます。
日生に行くと、魚市場ではシャコを売っています。
日生といえばシャコなのですが、
今は採りすぎてシャコもとても高く、
魚市場のおばさんは
「ダイヤモンドや」と言っていました。
そんなことを思い出しながら、
赤穂の天然温泉につかっています。
お風呂はそれほど大きくはないですが、
ちょっと指をつけて舐めてみました。
しょっぱいです。塩辛いです。
これは海水が温泉になっているということがわかります。
お気の毒なことに、
女性用のお風呂には露天風呂がないようです。
その疑問は後でわかりました。
ホテルを出て、近隣を散策していると、
散歩道からお風呂が丸見えなのです。
これだと、仕切りをしなければお風呂は見えるし、
かと言って仕切りをすれば景色は見えないし、
矛盾の解決ができないまま
男性の露天風呂のみになっているようです。
ここから見える方向は、
日生、鹿久居、四国、小豆島です。
昔、小学校の頃、小豆島の読み方を
先生が生徒に当てたとき、
ある人は「コマメ島」とか、
ある人は「アズキ島」とか、
一番ひどいのは「チーマメ島」と読んだ時には、
分かっている人は大笑いをし、
笑われているひとはキョトンとしていました。
映画の字幕を読んで笑うのと、
スクリーンの会話で笑えるには差があるのと同じです。
お風呂に入って温まり、
時間がたつとそろそろ帰ることになります。
赤穂温泉 絶景露天風呂の宿 銀波荘
いつも思うのは、温泉に来たからと言って
そう長く入れるものではありません。
遠くの温泉に行くには汽車賃を払い、高速料を払い、
長い時間をかけてやってきたのに、
まるでカラスの行水のようにものの2、3分で
「あぁ、いい湯だった」と出てくる人もいます。
温泉で元をとるのはどのような状態が正しいと言えるのか、
なかなかのぼせてわからないまま、
お風呂から出てきました。
あとから分かった話では、
奥さんが入った女湯に
男の人が間違って入ってきたので、
どうしようかと出るに出られず
ハラハラしていたそうです。
そのおじさんは男湯に正しく入ってきたとき、
連れの人に
「俺なぁ、さっき女湯と知らずに女湯に入っていってしまったんやけど、
連れの人は誰もいないしおかしいなあと思い、
ひょっとすると女湯かなぁと思って、出てきたんや」
と嬉しそうに連れの人に話していました。
入り口にはちゃんと大きな字で
「女湯」と書いていたし、
なんでまた間違ったのか、
また間違ったことがそんなに嬉しいのか
変だなぁと思って聞いてた話でしたが、
立場を変えて奥さんから見ると、
心臓がドキドキしたということなので、
笑い事ではないようでした。
赤穂と言えば赤穂浪士ですが、
どこの宿にも赤穂浪士の
義士の着たような羽織があるようです。
私は支配人に頼んで太鼓を叩いていいですかと
ちゃんと断って、太鼓を叩きました。
山鹿流の陣太鼓というのでしょうか、
1つ打って2つ流れる
ドンドンドンドンという打ち方をしてみました。
山鹿素行という先生に付いて、
大石内蔵助は兵法の勉学をしていました。
今で言えば経営学の先生に学んでいるようなものでしょうか。
その山鹿素行は朱子学を批判したことから、
播州赤穂に流されました。
その時に、大石内蔵助は
山鹿素行から軍学を学び、
それが後の忠臣蔵の根本思想になったそうです。
少し、ホテルの周りを歩いてみました。
岬の見えるところに行ってみると、
おじさん達が崖の上から魚を釣っています。
ここから先程のお風呂が丸見えなのです。
もし、ここに女性用の露天風呂を作れば、
魚釣り客はもっともっと集まるのでしょうか。
すぐそばには神社がありました。
水仙が咲いていました。
この神社は延喜式の神社ですから古いです。
平安時代でしょうか。
さらに散歩してみると、近くにおいしそうなお寿司を出す
「よろいずし」というお店がありました。
食事が済んだ後なので食べる気はないのですが、
驚いたことを見つけました。
それは、大変眺望のいい部屋で
お寿司を食べるようにできているのですが、
なんと一番いい席にはニャンコちゃんがいました。
とっても猫が好きなご主人かなあと思います。
猫もきっとおすし屋さんは好きだと思います。
いつも好きなものに囲まれて
幸せな猫だなあと思いました。
遠くから見ても、丸まるとよく肥えて
きっとトロなんかも
こっそり戴いているのかなあと思いました。
帰りに、来るときに目をつけていた
お寿司屋さんに寄ってお土産を買うことにしました。
あなご寿司、さば寿司、箱寿司などですけど、
いざ寄ってみると今昼休みで休憩のようで
残念ながら今しばらくお待ちください
ということで開いていませんでした。
ドライブをしていると、
いろいろと地元のお料理やさんを見ることがあります。
チラッと見ただけでおいしそうな店があるのです。
旨さ丸出しというので しょうか、
味と建て方とは一見関係がないようでも、
おいしいお店はなんとなく店構えに滲み出てきます。
そのような店を見つけては寄ってみますが、
たいてい は休みとか、
売り切れ、昼休み、一見お断り、などがあるのです。
おいしい店をテレビで紹介する番組がありますが、
あれに出たらおしまいです。
行列が出来て、なかなか入手できなくなります。
願わくばこっそりと教えてほしいものです。
大きな声で内緒話をするような
テレビのおいしい店紹介はいただけませんね。