南あわじ市広田 広田梅林ふれあい公園 来年もまた見られるかな? 観梅会③
投稿No:8916
南あわじ市広田 広田梅林ふれあい公園 淡路島の梅の名所をハシゴします 最後は「広田梅林ふれあい公園」
広田梅林ふれあい公園 こちらの梅林もほぼ満開
2月半ばに訪れて、まだちらほらとしか開花していなかった
広田梅林ふれあい公園にもう一度来てみました。
↓前回訪れたときの記事はコチラ↓
広田梅林も、村上邸と同じく、入園は無料です。
山の谷間の急斜面を利用した梅園です。
梅園のお世話は、地元の老人会の皆様がしています。
華やかなピンク色の梅の花に癒されます
数ある梅の木で、艶やかさと言えば「しだれ梅」です。
広田梅林には、まだ若いしだれ梅の木が沢山植えられています。
あと10年、20年もすれば、
しだれ梅はますます美しく、綺麗になってくると思いました。
10年、20年先の梅は、見ることが出来ないと思いますが、
来年ならまた梅見ができるでしょうか?
奥さんと散歩しながらこんな話をしていました。
村上邸のしだれ梅を見たので、納得です。
花の色がグラデーションのようになったしだれ梅。
梅の香もほのかに 奈良時代の花見は「梅」
梅は中国が原産です。
日本には遣隋使や遣唐使が持ち込んだそうです。
奈良時代の頃は、
花見と言えば「梅」のことを指したようです。
桜はほとんど香りがしませんが、梅は種類によって
甘い香りを漂わせます。
その香りを楽しみながら、
高貴な殿上人が酒を酌み交わしたのでしょうか。
梅は花か実か
梅は大きく、花を楽しむ「花梅(はなうめ)」と
実を収穫する「実梅(みうめ)」に分かれます。
また、種類や品種も豊富で、分類の仕方も様々です。
香りの強さは花梅と思われがちですが、
実梅にも良い香りの花を咲かせるものもあり、
明確な区分けは無いようです。
良い香りがするのはどんな種類?
野梅系という原種に近い梅ほど良い香りがするそうです。
『野梅系は原種に最も近い野梅から変化した種類です。
花も葉も小さく枝も細く多いのが特徴。
とても良い香りがします。
・野梅性(やばいしょう) 一重咲きと八重咲き。
花色は白色や淡い紅色など。
香りがとても良いのが特徴。
品種は、道知辺(みちしるべ)、
初雁(はつかり)、冬至(とうじ)など。
・難波性(なにわしょう) 遅咲きで八重が多い。
香りがとても良いのが特徴。
品種は、御所紅(ごしょべに)、蓬莱(ほうらい)、
難波紅(なにわこう)など。
出典 楽して楽しむガーデニング
広い敷地をのんびり散策
以前に、梅に関して、
三国志の曹操(そうそう)の話を書きました。
三国志 曹操 梅にまつわる二題、「青梅、渇を癒す」「青梅、酒を煮て、英雄を論ず」
この記事には、かなりのアクセスが今でも続いています。
梅は、中国から伝わって来たと言う通り、
中国の歴史、三国志に書かれていることを思い出しました。
宮尾邸、村上邸、広田梅林と、一日のうちに
3か所も梅の花見ができて、奥さんも私も大満足です。
3か所とも、しだれ梅が綺麗でした。
広田梅林のしだれ梅は、
この先、ますます有名になると予想します。
しだれ梅の木が多いことと、
お世話をする方々が大勢いて熱心だから、
きっと、もっときれいになってくると思います。
やはり、手入れがあると無いのでは、
綺麗さに違いが出来てきます。
日当たりも良いようで、日陰を作るような
大きな樹木は、伐採されていました。
見事な梅林を撮影するのに夢中になりました
梅見の散歩は、忙しいのです。
梅の花を見たり、カメラに収めたり
奥さんを写したり、私を写してもらったりと、
することが続きます。
沢山梅の花を撮り過ぎて、
どれを掲載して、どれを消去しようかと、迷います。
散歩の方も少なくて、とても寛げました。
高齢になると、来年は必ず梅見が出来ると、
言い切れなくなってきました。
年末の12月には喪中はがきが届きますが、
その中には、同期生や、年下の方からも
喪中はがきを頂き、驚くことがあります。
梅の花もこれが最後と思い、しっかりと見る方が
来年もまた見えると思うより、
今を大切に生きることに繋がります。
2021年2月25日(木)