さくらんぼ 収穫前に実が落下 生理落下なのか? 肥料を施してみます
投稿No:8912
さくらんぼ 食べたいのに 収穫前に実が落下 なぜか? 生理落下なのか、休眠期に グリーンパイルの寒肥をやってみよう。電動ハンマーで埋め込みます。
さくらんぼ 食べたいのに 収穫前に実が落下
おいしいさくらんぼを収穫したくて、
「ナポレオン」と「高砂」の
2本のさくらんぼの木を岩屋の庭に植えました。
4月には、花が咲き、そのあと実が結実します。
このまま、熟れたらおいしいさくらんぼが沢山収穫出来ると、
期待が膨らんでくるのです。
これまで、さくらんぼの育成は東灘区岡本と、
淡路市大磯の庭で経験済なので、
岩屋でも簡単と考えていました。
ところが岩屋では、
毎年のようにさくらんぼの全ての実が、
数日のうちに落下してしまうのです。
残念で堪りません。
対策を考えるために、落下の原因を調べてみました。
沢山の収穫ができていました。
さくらんぼが 収穫前に落下する原因 生理落果(着果するが落ちる実)
さくらんぼは、開花してから
果実が肥大成熟するまでの期間が
他の果樹に比べて短かい果物です。
そのため果実の発育は
前年の貯蔵養分に多くを頼っています。
つまり、前年からの貯蔵養分が少ないと
発育不良で落果が多くなり、
着果しているものも肥大が進まず
食味にも影響してきます。
早めの摘蕾・摘果で肥大を高めるとともに
養分の無駄使いを防いで
翌年の花芽形成を充実させることも重要です。
調べてみると、このようなことが
原因として挙げられていました。
落下原因が 養分不足になると
さくらの樹は、身を守ることを優先させるために実を落とす、
生理落果をします。
実に充分な養分の供給が出来ないと生理落果するようです。
さくらんぼの生理落下の原因は 奥が深い
生理落下(引用) http://sakuranbo.org/seiri/ans2.html
1) 樹勢の強過ぎに起因する生理落果
2) 正常な生理落果
3) 途中で養分不足による生理落果
初心者には、判断しかねるので、
取り敢えずは、寒肥を施します。
寒肥(かんごえ・かんぴ)とは
栄養不足による生理落下なら、栄養補給をしてみます。
2月の、春を迎える前に、寒肥を施そうと考えました。
『主に果樹や樹木の生育が鈍る寒い冬の時期に与える肥料のことを
寒肥(かんごえ・かんぴ)といいます。
この時使用される肥料は、土に分解されるまで時間のかかる
緩効性の有機質肥料です。
気温の上昇とともに、ゆっくり土に分解され、
ちょうど春の芽吹きの頃に養分が吸収されるので、
春以降の果樹や樹木の生育を助ける大切な肥料となります。
寒肥(かんごえ)を施す時期
一般的な果樹や樹木の休眠期に当たる
12~2月が寒肥(かんごえ)を施す時期です。
淡路市大磯のさくらんぼは、寒肥を施していて
毎年、おいしいさくらんぼの収穫ができています。
冬のさくらんぼは 休眠期です。
植物の生長の中で、ある一定の時期に
生育を抑える時期があります。
休眠期の主な理由として、
その植物が適さない環境下で生育する時に、
生長を止めることで生き抜く術の一つです。』
出典 LOVEGREEN
庭木の手入れ 年に一度は肥料を施す必要があります
寒肥として、樹木専用打込肥料
「グリーンパイル ラージ30cm」を桜の周辺に打ちます。
斜面にさくらんぼの木を植えているので、
寒肥は雨に流されてしまうので、
持続的な効果が期待できる、グリーンパイルにしました。
樹木の若返りと根の活力増進に良いそうです。
ラージサイズは中木~高木用で、柔らかい土壌向きです。
樹木専用打込肥料「グリーンパイル」
『グリーンパイルは樹木に理想的なバランスで
必要な栄養:N(窒素)-P(リン酸)-K(カリウム)を配合した
樹木(植木・庭木)専用の打ち込み型肥料です。
地面に打ち込むことで肥料成分を土壌の深層にまで浸透させ、
樹木の根周辺に栄養を補給し、
根から栄養をしっかりと吸収させることで
樹勢や根張りを促進して元気にします。
また、効果が長持ちで年間1回の施肥で約1年効果が持続します。
棒状なので打ち込むだけで簡単に施肥可能のようです。
『打込む時期は年間を通じて、いつでも大丈夫ですが
春と秋が最も効果的です。
施工方法は簡単で誰でも手軽にでき、
本体に添付されているキャップを
グリーンパイルの頭の部分につけて
地面にハンマー等で打ち込むだけで簡単に施工できます。
普通の樹木の場合は、
樹枝の先端の下に合わせるように地面に打ち込んで下さい。
小木の場合は、幹より20cm~30cm離して
地面に打ち込んで下さい。』
参考 資材販売アイエイチエス
施肥の目安も書いてあります。
幹回りや直径で打込量の目安が分かるようになっています。
地盤が固く、打ち込めません
コメリで買って来た、グリーンパイルを
ハンマーで叩いて、土中へ打ち込んでみました。
地面にハンマー等で打ち込むだけで簡単に施工できる筈が
土が固くて、すんなりとは打ち込めません。
困った時は、中村さんに相談すると、電動ハンマーを使えば
コンクリートでも、穴を開けられると言われました。
そこで、中村さんの電動ハンマーの登場です。
電動ハンマーで、防草シートの上から穴を開けて、
30cmから40cm位の穴を開けて行きました。
電動ハンマーの威力は、絶大です。
金づちを使って、ハンマーを打ち込んでも
穴が開かなかった地盤ですが、電動ハンマ―なら、
易々と、穴が開きました。
そこにグリーンパイルを押し込んでいきます。
穴が開いたら、根元から少し距離を取って、さくらんぼの周囲と
レモン、梅の木の周りに、グリーンパイルを打ち込んで、
寒肥を施す作業は、終了です。
中村さんの電動ハンマーのお陰で、助かりました。
2021年2月21日(日)