「幽霊の正体見たり 枯れ尾花」と言うように、海の中では、長いひもはウミヘビに見えます。

怖い怖いと思っていると、長いひももウミヘビに見えます。 宮古島ツアー 第140回沖縄訪問(16)

長いひもか、ウミヘビか、どちらかと目を凝らしてみれば、本物のウミヘビです。えらいことです。噛まれないように大慌てで逃げます。

暗い夜道や田舎の道を一人で歩いていて、長いひもが落ちていると、一瞬蛇じゃないかとおびえてしまいます。海の中でも、くねくねひもが漂っていると、ドキッとして、ウミヘビじゃないかと構えてしまいます。

それが本当にウミヘビだったので、しかも、こちらに向かってくるので、これは大変、噛まれたら大変、ウェットスーツの中に潜り込まれたら一層大変!と、大急ぎでウミヘビから逃げました。

下の底地が白い砂だったら、泳いでいる魚はくっきり見えます。見つけたのは、愛嬌者のムラサメモンガラです。ムラサメモンガラは、こちらを横目で見て、こいつは何者だ!?と、品定めをしています。とても好奇心の強い魚です。

下地島の太陽の光が届く浅い海中では、綺麗な服を着た海水魚が、珊瑚の周りを忙しそうに泳ぎ回っています。

とても綺麗な珊瑚礁の海で、見ていて飽きません。

郵便配達のおじさんのように、一軒一軒魚のいそうなお家を探して、表札代わりの岩に付いた海藻を見ています。

海藻がよく茂っていれば、その海藻の影に隠れて、魚が顔を覗かせます。

珊瑚は、横に広がる珊瑚もあれば、木の枝のように分かれて伸びる珊瑚もあります。中には、腰掛けイスのような、丸くて、座り心地の良さそうな珊瑚もあります。

あーいたいた!尋ね人を見つけたような喜びです。見つけたのは、カワハギの仲間のナンヨウハギです。

このナンヨウハギのお洒落振りにはたまりません。こんな綺麗なお洋服を着て町中を歩けば、きっと神戸の街でも、皆が振り向くこと間違いないと思います。

ナンヨウハギも好奇心の強い魚で、後ろをストーカーのように付いていくと、すっと逃げては、また立ち止まり、こちらをちらっと見て、来ているかどうか確認して、またすっと逃げて立ち止まりの繰り返しです。

死んだ珊瑚を飾りに使って置いているのを見れば、みんな白い珊瑚礁ですが、海の中に入って生きてる珊瑚を見ると、珊瑚の彩りは、多種多色で、白いチョークのような珊瑚は見あたりません。

もっともっと郵便配達ごっこを続けたいのですが、夢中になっている時は、時間の経過はあっという間で、意外にもう集合時間になっているかもしれません。

置いて行かれる事は無いまでも、皆さんを待たせると申し訳ないので、適当な所で切り上げて、ボートの方に戻ります。

下地島の熱帯魚たちは、見送ってくれているのでしょうか?それとも、怪しいやつがいなくなってほっとしているのでしょうか?

船に戻ってみると、大体みんな同じ時間に戻ってきました。これで今日のダイビングは終わりです。船に乗って、元の港に戻ります。

宮古島港では丁度お昼時で、今日参加のダイビング客に、おかみさんが沖縄蕎麦を持ってきてくれました。これがお昼ご飯です。沖縄といっても、2月の沖縄の海に2時間ほど入っていれば、体は冷えて寒くなります。

こんな時に、熱いスープの入った沖縄そばは、ご馳走です。

あったかやのオーナーさんが、片山正喜さんに声をかけてきました。このオーナーさんは、元ダイバーだったそうで、片山正喜さんのことを知っていました。

ダイバーの仕事はもう10年くらい前に辞めて、今では、陸に上がってダイビングショップと民宿の仕事を始めたそうです。

民宿が上手くいったのは、あったかやの奥さんが、旅館の女将のように愛想よく、気働きが利いて、働き者だったからかもしれません。

港からあったかやに車で送ってもらい、シャワーを使い、海の潮を流し落とします。一段落すると、これからもう一度、あの吉野海岸に向かいます。

2013年2月17日(日)

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