淡路島 しらす丼が大人気 しらす丼よりおいしかった おかみさんの魚料理 淡路大磯の渡舟食堂

しらす丼 よりおいしかった おかみさんの魚料理 淡路大磯の渡舟食堂

淡路島では、 

しらす丼が大人気です。

地元の人たちより観光客の皆さんに人気です。

しらす丼よりおいしかったのは、

淡路大磯の渡舟食堂の

先代のおかみさんの魚料理でした。 

淡路フェリーボートが

須磨港から大磯港へおよそ50分で、

人と車を運んでいた時代から、

渡舟食堂は私の大磯での楽しみの食堂でした。

今、フェリーボートは

明石海峡大橋が開通した事で廃業となり、

大磯港はすっかり静かな

漁業中心の港になってしまいました。

渡舟食堂には、

40年も通っていますので、

先代のおかみさんとはすっかり顔なじみです。

先代のおかみさんは、とっても気さくな方で、

人のお世話が好きで、

地元の人たちの人気の「太っ腹ママさん」です。

ママさんからは、

お店を、先代のご主人と開店した時の苦労話や、

お嫁に来たばかりの時に、

慣れない船に乗り、船が揺れて、

揺れて、それでも、船酔いに耐えながら、

お店を守って行った、

感動的な人生ドラマを聞かせてもらいました。

いつもニコニコと、明るく、

小さい事は、笑い飛ばしていながらも、

その実、お若い時には、

とってもご苦労があった事がわかりました。

ここのお店は、

基本的には実家が漁師さんなので、

若主人が大磯漁港から毎朝、

船を出して、漁に出て、

毎日獲れた魚を料理し、

鮮度の高い魚料理を出してくれます。

季節の魚の、お刺身、煮魚、天ぷら、

タコの料理、はも料理などが、

特に美味しくいただけます。

先代のご主人から聞いた話ですが、

「わしら漁師は、一旦船に乗って漁に出たら、

坊主(何も獲物無し)で帰られへん。

坊主になりそうな時は、

隠している漁場に行って、

そこでなんとか格好つけるんや。

それがプロっちゅうもんや。」と言われました。

この話を聞いたのは、

もう、10年以上前の話ですが、

私はこのプロ意識を大変感動して聞き、

今でも、「プロには坊主は無い。」

と自分自身に言い聞かせています。

お店のクーラーには、

作ったばかりのお料理が入っていて、

そこから各自、好きな皿を

選んで食べる事になります。

今日のお料理を紹介してみます。

「メバルの炊いたもの」

「テンコチのから揚げ」

「煮魚」

「土地の茄子の丸焼き」

「破竹と野菜の煮物」

「揚げ物」

「タコの煮物」

「タコと野菜の天ぷら」

「エビのから揚げ」

これが、私が注文した今日のメニューです。

お料理は、朝作って、クーラーに並べ、

早いもの順となりますので、

人気メニューほど早く売り切れます。

今日、一番のお料理は、

テンコチのから揚げでした。

これとビールはとってもよくマッチングしました。

いつ行っても、必ず、

お目当てのお皿があるとは限りません、

観光客中心の今とくらべ、

つい昔のことを思い出しました。

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