恩納村 ムーンビーチ沖で釣り上げたマグロ 神戸でマグロの造りさばく
恩納村ムーンビーチ沖で釣り上げたマグロ 神戸でマグロの造りに挑戦~指を切らないようにそろりそろりと沖縄県恩納村 釣り ~マグロ、カツオ~
初めての マグロ、カツオ釣り
マグロ漁は、かなりよく釣れました。
松葉博雄も竿をたぐりよせる係をしました。
リールを一生懸命なるべく早く巻きます。
段々と魚が近くなってくると、
ひきは大きく、手応えは重くなってきます。
船のすぐ近くまで魚をたぐりよせると
お腹の銀鱗がはっきりと水中に見えてきます。
さらにリールを巻いてすぐ届く範囲にまで釣り上げると、
たもを出して網の中に収めます。
針を外してクーラーに入れると、
マグロは苦しがって全身でクーラーの中でもだえくるしんでいます。
しばらくすると、もだえ苦しむぴちぴちと跳ねる音もおさまって、
また静かになってきます。
マグロやカツオを釣り上げて針を
口の奥深くから外して抜き取る時には、
たくさんの血が船に飛び散ります。
暴れる魚で手を切ることもあります。
素早く魚も苦しまないように、
手早く針を外し、クーラーに入れて
楽にしてやらなければなりません。
2時間ほどのトローリングで一応の成果をあげ、
船は港に戻ることになりました。
どのマグロもカツオもほとんど同じぐらいの魚体でした。
金城さんとしてはやや物足りなさもあるかもしれませんが、
私にとっては短時間で10匹以上の
カツオとマグロを釣りあげたことに大きな満足を感じます。
船の通った白い軌跡の波をずっと見ながら帰途につきました。
金城さんが私は船酔いすることを心配されていたようですが、
おかげさまで波が静かだったこともあり、
さらに船に乗って海に出たことでかなり興奮していたので、
船酔いなどをすることはありませんでした。
漁港に戻るまでの航行は、
とても快適な夏を思わせるような珊瑚礁の海でした。
少しずつ恩納村の建物がはっきりと見えるようになると、
それだけ私のマグロ釣りは終わりが近くなってきます。
出港した時の港の薄暗さがもうすっかり明るくなり、
灯台は出る時と帰る時の空の色が違うことを教えてくれます。
朝日会のあるテントのすぐ前に船は
予定通り9時半に帰着しました。
知らなかったことですが、
船には給油車がすぐ近くまで重油を配達してくれるのです。
当たり前といえば当たり前のことで、
船がガソリンスタンドに行くわけがありません。
今日釣れたカツオとマグロをお見せします。
金城さんはせっかく自分で釣った魚だからマグロを
神戸に持って帰りなさいと強く勧めて下さいました。
痛みやすい内臓を抜き取り、保冷剤を入れて、
クール便で送れば明日はこのマグロの刺身が食べられると
3匹のマグロの腸をとって下さいました。
かくしてこの3匹のマグロは空を飛び、
神戸に運ばれることになりました。
もう今日は神戸に帰る日ですが、
最後の日まで充実した休日が過ごせました。
これも地元の皆様方と親しくして頂いたおかげだと思います。
このマグロはきっとおいしいと思います。
当然マグロを卸して刺身を作るのは
松葉博雄の担当となります。
それでは改めてムーンビーチホテルと
朝日会のある恩納漁港に向かって、
御礼の気持ちをこめてシャッターを押します。
それがこの写真です。
晴れた空、そよぐ風。沖縄はまた私を呼んでいる。
2004年11月11日(木)
ムーンビーチ沖で釣り上げたマグロ マグロの造りに挑戦~指を切らないようにそろりそろりと
ムーンビーチ沖で釣り上げたマグロ
沖縄のムーンビーチ沖で釣り上げたマグロは、
港に戻ると金城さんの鮮やかな包丁さばきで、
痛み易い内臓を取り出しました。
マグロをさばく
お土産にと勧められた三匹のマグロは、翌日の12日の朝には、
宅配便にて神戸に届きました。
鮮度も良く、入れていた氷袋も溶けないでいました。
発砲スチロールの保温ボックスを選んだのが
良かったのではないかと思います。
宅急便のおかげで、
昨日の沖縄のマグロが今夜の神戸の食卓に上がる時代になりました。
これまでお役所仕事であった郵政事業が、宅配便事業に参入し、
民間の宅配業者とのサービスの競争が始まります。
クロネコヤマトが始めた宅配サービスが、
私たちの日常生活でもこのような利便性を実現してくれています。
宅配料金と箱代を入れると、
一匹あたり、かなりの割高となりますが、
それでもなおかつ自分が釣ったマグロを
自分で裁いて食べる嬉しさには換えられません。
さて、これから慣れない手つきでマグロを下ろして、
お刺身に挑戦します。
包丁も刺身用の包丁がありませんので、
一般用のステンレス包丁を使います。
頭を落とす時は力を入れた包丁裁きをするので、
指を切らないように注意が必要です。
料理を始める前に考えた事は、
三匹も食べきれないので、
一匹はそのままの姿でお向かいのTさん宅へ差し上げました。
まず三枚に下ろします。
頭の部分を切り離し、
お腹の部分に包丁を入れ、骨に沿って切り離します。
これを裏返して、
今度は半身を尻尾の方から骨に沿って切り離していきます。
これで二枚の身の部分と一枚の背骨の部分に、
三枚に下ろせました。
皮を剥ぎ、小骨のある端の方を切り落とすと、
あとは適当な大きさに切ればお刺身のでき上がりです。
”あら”の部分は熱湯をかけた後、あらだきに煮込みます。
いつものように昆布、酒、みりんで
味を整えマグロのあらだき汁ができました。
ゆずを添えてお碗に盛りつけすると、
なんとまぁ美味しいこと。
マグロの深い味わいがお味噌に
溶け合ってとっても美味しいお汁ができました。
同じ宅急便で届いた、
沖縄のムーンビーチ沖で獲ってきた巻貝は、
前夜一晩、仲程支配人がホテルの冷
蔵庫で冷凍保存をしてくれていました。
貝はあたると恐いのですが、冷凍保存していれば安心です。
一緒に食卓に上がりました。
アツアツのご飯に松本商店で買った花鰹を上からまぶし、
少しだけお醤油をかけると、
「猫まんま」となります。
これが素朴ですがとっても美味しいんです。
猫まんまは、腕も経験も要りません。
アツアツご飯に花鰹をかけるだけで美味しいんです。
しばらく我が家が留守をしていたので、
Tさん宅からは、それまでの間に
何度か差し入れを用意して頂いていたとの事でしたが、
不在の為、我が家が頂くことができませんでした。
今日のマグロの一匹の姿のまま差し上げたのは、
きっと下ろすのに大変だったと思います。
マグロを差し上げるとは全くTさん宅は
予想もしていなかった事ですが、
すぐに食べられる、ちらし寿司と
海老の煮物と漬物をいただきました。
ちらし寿司はすっぱくなく甘味がほどほどで、勤務の合間に、
ちょうど帰ってきていた長女が「美味しい、美味しい」と、
べた褒めで、絶賛しながら食べていました。
今夜は偶然ですがTさん宅からいただいたお寿司と、
松葉博雄が釣り、沖縄より届いたマグロが食卓に揃い、
とっても豪華な、かつ、手の込んだお料理がいただけました。
ごちそうさまでした。
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2004年11月11日(木)