沖縄 国頭村(くにがみそん) 安田ヵ島(あだがしま)のある安田のシヌグは奇祭です。

第175回沖縄訪問記(13)

秘境だった安田(あだ)

あだ地区は、昭和59年3月12日に県道2号線が舗装道路として全面開通し、車の往来も自由になったため、陸の孤島と呼ばれたころの面影は薄れてきました。

安田島が気になり始めたのは、神戸空港から、沖縄へ向かってフライト中に時々、安田島(あだしま)が見えることがあります。

ほんの小さな島ですが、行ってみたくなります。

今日は、東海岸ルートを北上して、名護を過ぎてさらに北上すると、安田地区に来ました。

ここまでは恩納村前兼久から、2時間以上掛かっています。

安田地区は、道路から少し海岸に下りたところにあり、本当に静かな漁村です。

安田の灯台 安田ヶ島(あだかじま・あだがしま)

安田島の見える灯台に車を止めて、しばし景観を楽しみました。

人の気配も感じられず、自然の残るとても素敵な景色です。

この灯台の写真は、以前に行った時の写真です。

安田島は、浜辺から見れば、島ですが、高い灯台のある岬から見れば、安田島は水平な台地のように見えました。ぜひ、この安田島に上陸したいものです。

安田島は無人島

飛行機から見えたあだ島が、目前に見えました。

安田島は無人島で、ウサギがいるとの噂があります。

安田漁港から見る安田島は、砂浜が見えました。

安田島は無人島なので、島を結ぶ定期船はありません。

船着き場にも、安田島行の船の時刻表はありませんでした。

国頭村立安田小学校・安田中学校

安田に入ると、海岸に出る地中に、国頭村立安田小学校・安田中学校がありました。

人口160名ほどの村にしては、立派な建物です。

生徒が発する声は聞こえてきません。今日は、休校かと思うほどの静けさです。

安田小学校の東側は、保安林を隔てて太平洋に面し白浜が続き、眼前に安田ヶ島が見えました。

南側には漁港、東北の小高い丘には無人灯台、西側には伊部岳(353.7m)が聳え立ち、海と山との織り成す大自然に抱かれた豊かな環境にあります。

安田地区は、昔は陸の孤島と言われ、その当時は、マーラン船(山原船)で遠く与那原町と交易(木材・薪等)を行っていました。

安田区は 、平成15年度の楚洲小中学校の閉校に伴い、平成16年度から、安田区、楚洲区の2字で構成されるようになったそうです。

安田区には、国指定の重要無形民俗文化財「シヌグ」があり、伝統文化の継承に区をあげて取り組んでいるようです。

【出典:安田小学校HP

安田の浜辺

安田村に入って、車で回ってみても、村で人に会うことがありませんでした。

本当に静かな村です。安田小学校の裏手にある浜辺へ行ってみました。

ここも、以前片山さんと来たことがある場所です。

浜辺の砂には、人が歩いた跡が残っていますが、今、人影は見えません。

泳ぎたくなるような、静かで、綺麗な浜辺です。

ここなら、釣り客がいそうなものですが、釣り客も見えません。

安田漁港

浜辺の先に、安田漁港があります。

安田漁港に行ってみましたが、人影は見えません。

誰かに、あだのことを尋ねたかったのですが、人はいません。

何を尋ねるのかと言えば、安田ヵ島に渡る方法です。

漁船に頼んで渡るのか、村の船があるのか、下調べをして、次回、安田島に渡る情報を仕入れたかったのです。

安田の民宿さじ

安田に泊まりたくなりました。安田には民宿があるようです。

webで調べた民宿はすぐに見つかりました。民宿さじです。

Webでの口コミも、上々なので、ここに泊まりたくなってきました。

先ずは、食事が出来たら昼食をいただきたいので、民宿さじの都合を聞きに、奥さんが入って行きました。

残念ながら、昼食は泊り客限定でした。宿は予約が必要でした。

場所が分かったので、安田で泊まるのは次回ということになりました。

安田 公民館

国頭村立安田(くにがみそんりつあだ)地区公民館です。

以前に、安田の公民館を訪れたとき、2006年の春、秋篠宮殿下が私的な研究のために、この地区に来られたことを伝える写真が掲げられていました。

あだ村は狭い村なので、車で回ればすぐに村中を回れました。

沖縄の地域の中心は、公民館です。公民館に行って尋ねたら、村のことはわかります。

安田のシヌグ

公民館の敷地に「安田のシヌグ」と書かれた石碑がありました。

安田のシヌグは、国指定重要無形民俗文化財に選ばれています。

シヌグは沖繩本島の北部とその周辺離島一帯に伝承されている祭りで、祓いや山の神・海の神信仰に沖繩らしさを見せ、そこで演じられる舞踊の手に沖繩舞踊の原形がみとめられるなど芸能史的評価が高い文化財です。

一日神が豊年願う 国頭村安田・シヌグ

人口160人余りの安田地区で400年余り続く安田のシヌグは五穀豊穣と無病息災を願う伝統行事です。

国の重要無形民俗文化財に指定されている国頭村安田の伝統祭祀(さいし)「シヌグ」が15日、安田地区で行われました。

断続的に激しい雨が降る中、地域住民の男らが花やわらで編んだ冠をかぶって山に入りました。

男たちはつる草やシダなどの草木を身にまとって「一日神」となった後に下山して厄を払い、豊年を願しました。

シヌグは、ことしの「ウフ(大)シヌグ」と「シヌグンクヮー(小)」が1年ごとに交互に行われます。

男たちは正午ごろ、集落内の「メーバ」「ヤマナス」「ササ」の三つの山に分かれて入りました。

一日神となった後に大太鼓のリズムに合わせ、厄や悪霊を集めて退散させる意味を込めた「エーヘーホーイ」の掛け声を繰り返し、山で取った草木で地面をたたく「スクナーレ」などをしながら集落を練り歩きました。

一日神らは山の神に豊年、海の神へ航海安全や大漁を祈願しました。

この1年間で不幸があった人たちも草木ではたき、邪気を払いました。

夜は女性らが船の進水式で踊る「ヤーハリコー」、田の雑草を取る動きの「タンクサクェー」を披露しました。

輪になって舞う「ウシンデーク」では大雨となったが、びしょぬれになりながら豊年への願いを込め最後まで踊り続けました。

(出典 琉球新報 2015年8月16日 10:30)

シヌグとは

シヌグの語義についてはそこでの舞踊と関係があるらしいが今のところ詳らかにされていません。

安田部落のものはその代表です。祭り当日の正午すぎ、部落の男達が近くの山へ登り、つる草や木の葉で頭飾りなどをし、やがて太鼓を打ちつつ下山し、部落で出迎えた女性達を木の枝で打ち祓うなどします。

その後浜へ向かい、そこで山と海を拝み、海に入って身につけた一切を捨てる。

夕方から夜にかけ神アサギの庭で「田の草取り」「ヤーハリコー」という船の進水式を模しての豊穣予祝の演技、「ウシデーク」という婦人達による円陣舞踊が夜遅くまで続けられるのです。

【出典:文化遺産オンライン

開催は二年に一度、8月下旬ごろに行われるます。

この説明を読むと、8月のシヌグに来て見たくなりました。

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2019年10月8日(火)

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