ミジュン(鰯)は「ゆいまーる」の精神で地域の人たちに隔てなく分けられます。 第113回沖縄訪問(17)
沖縄恩納村で100キロも獲れたミジュン(鰯)は、「ゆいまーる」の精神で、地域の人たちに隔てなく分けられます。
【沖縄県うるま市石川の東山(あがりやま)のびのび保育園の運動会の応援 第113回沖縄訪問 その17】
ミジュン(みじゅん)の網外し作業から離脱
あまり腰が痛いので、この作業から離脱して、松葉博雄は「ブセナの丘」に行きます。
「ブセナの丘」は、広い敷地の中にゆったりとしたゴルフ場のような雰囲気があります。
芝生の中に、ヘゴヤシが羽を広げる鳥のように、
羽ばたいているところで、心を休めます。カトレアです。
綺麗なカトレアには、ひとつひとつ名前があります。
とても名前を覚えきれるものではありません。観賞して、次に進みます。
一通り見て、朝日会に帰ります。
コウモリが木の実を取っているところが見えました。
飛んできたコウモリが枝に足をしっかりと掴まって、実を食べています。
コウモリは夜行性と思っていましたが、お昼でも活動していました。
次に、展望台に向かいます。
この展望台は、以前に、松田正さんや片山正喜さんと一緒に来たことのある展望台です。
ここから見ると、左側が東シナ海、右側が金武湾になっています。
隘路となる、その距離は3キロ程度です。細くなっていますが、左側はムーンビーチの辺りです。
右側は石川の火力発電所の辺りと市街地です。
沖縄の北端、辺戸岬に向って見れば、左側は読谷の広がりです。
とても素晴らしい眺望です。
ここまでは、階段で上がってきました。
一人でドライブした後、またホテルへ戻って、ミジュンを触った後の魚の匂いを消すために、お風呂に入ります。
一服した後は、朝日会に向かいます。たくさん獲れたミジュンは、地域の人たちが鍋を持って集まって、皆さんで分配します。
沖縄で感心することは、この助け合い「ゆいまーる」の精神です。たくさん魚が獲れたら分け合って、たくさん農作物が出来たら分け合って、たくさん頂き物があったら分け合って、またその後からは、たくさん得た人からまわってくるという、良循環です。
100キロ分のミジュンは、1人1キロとすれば、100人ぐらいは分け合える量です。
今日の朝日会に豆腐がありました。
糸満の豆腐だそうです。ミジュンを酢で締めて、豆腐と一緒にいただくと、ミジュンの臭みも気にならず、ビールによく合う味です。
ミジュンの生の酢漬けの他に、フライもあります。
松葉博雄は、以前、ミジュンを使って、めざし作りをしたことがあります。めざしを作る場合は、うろこを取り、早い内に天日で干し、雨に当たらないように注意するという、かなりやっかいな仕事になります。
今日、誰かワンちゃんを連れてきています。ワンちゃんは、寂しがって、声をあげています。
松葉博雄は寄っていって、なでなでしようと思ったら、さわり着くように飛びつくので、これでは服が汚れるので離れました。ワンちゃんに声をかけて、励まします。
6時半頃に昨夜お誘いがあった、山城久永さんから、「今夜、一緒に飲みましょう」というお電話がありました。「アグーの店・山城亭」に行きます。
2009年10月14日(水)