「炉端居酒屋・海将」での食後、ビーチ巡りです。品覇海岸、宇勝海岸、寺崎海岸をまわって、奄美郡島国定公園特別地域の大金久海岸、星の砂で有名な「百合々浜」を訪れました 第102回沖縄訪問(13)

「炉端居酒屋・海将」での食後、ビーチ巡りです。品覇海岸、宇勝海岸、寺崎海岸をまわって、奄美郡島国定公園特別地域の大金久海岸、星の砂で有名な「百合々浜」を訪れました。 【恩納村前兼久から南へは豊見城市・糸満市・南城市、北へは与論島を駆け回りました その13】

与論島に上陸して、少しドライブすると、お昼頃になったので、与論町役場のメインストリートに出て、適当な飲食店を探して歩いています。
見つけたのは、「炉端居酒屋・海将」です。決め手は、お店の前の黒板にチョークで書いた、本日の日替りの酢豚定食700円の文字です。

片山正喜さんも迷わず、酢豚定食にしました。
今日は、酢豚定食が700円、かき揚げ丼が600円、牛丼が600円です。でも、昨日の値段と明日の値段は知りません。
まず、ビールを頂きます。オリオンビールを注文すると、オリオンビールは置いていないと言われました。与論島は、沖縄県から鹿児島県に移っているのです。だから、アサヒビールかキリンビールを勧められました。

アサヒビールを選んで、まずは乾杯をして、酢豚定食を食べていると、隣の席で座って食事を取っていたおばあちゃんが、「あの人たちに箸を持って行きなさい」とお店の人に言っているので、「おばあちゃんよく気が付くね」と言うと、「炉端居酒屋・海将」のオーナーかと思えば、お隣の刺身屋さんでした。

与論島を代表するお酒は、「有泉」です。アルコール度20度が飲みやすく、お勧めです。

隣のおばあちゃんが、「私は、刺身屋をやっていて、冷蔵庫を買い直したいんだけど、沖縄で冷蔵庫を買うには、どうしようかなぁ」という相談を片山正喜さんにしていました。

片山正喜さんは、「電話で連絡してくれたら、見繕ってあげるけど、おばあちゃんは、本島の那覇に娘さんがいるなら、娘さんに頼んだ方がいいですよ。それでも冷蔵庫を売っているお店が分からなかったら、私に連絡してください」という話になりました。

さっき会ったばかりの人に、いきなりお店の大切な設備である冷蔵庫を買う相談をしていいのか、お店の人も少し心配そうに聞いています。

もちろん、片山正喜さんは、親切さで言っていることですが、一番確かなのは、買う人が自分で選んで、納得して買うに越したことはありません。

でも、与論島にいるおばあちゃんは、船に乗って沖縄の本島に行くのですら、何か不安があるようです。

お昼ご飯を終わって、与論島巡りを再開します。

与論島は、だいたい丸い形の島で、あちらこちらにビーチがあって、その中で片山正喜さんが昔、魚を捕りに行っていた、思い出の綺麗なビーチに下りていきます。

与論島の珊瑚の海は、40年ぐらい前には、地球の中でも最上級の美しい珊瑚礁の海だったようです。

それが、地球温暖化の影響で、水温が上がりすぎて、ほとんどの珊瑚が白化現象で死滅してしまいました。

ドライブ中に気が付いたことは、沖縄と与論島は距離は近いのですが、戦後、鹿児島県と沖縄県の境界で隔てられ、戦後は鹿児島県の影響が出てきています。


例えば、与論島のお墓は、以前は沖縄風の大きなお墓だったようですが、今では鹿児島の影響を受けたのか、本土風の石柱になっています。

与論港から時計回りにまわって、海岸線を1周している間に、品覇海岸、宇勝海岸、寺崎海岸をまわって、

一番有名な、奄美郡島国定公園特別地域の大金久海岸に着きました。

 

有名な「百合々浜」があるビーチです。

ここで、松葉博雄は昔、泳いで、魚獲り用のヤスを借りて、ムラサメモンガラを捕まえたことがあります。

以前に来たときの夏の海水浴客で賑わっている写真と比べてみると、冬の浜辺は賑わいが違っています。

この浜辺の向こうには、潮が引くと出てくる「百合々浜」があります。今は、潮が満ちていて、「百合々浜」の姿は、ちょっと水をかぶって見えません。

「百合々浜」が見えなくても、沖の海の色が白浜で、白く見えることが分かります。

片山正喜さんが昔、与論島でダイビング・シュノーケリングを観光客の人達に教えていたビーチに行きました。

白い砂浜と、すぐ後ろには、緑地が続く天然の美しさを無残にも壊してしまう漁港整備がありました。

浜を埋め立てて、美しい白浜に漁港を作ってしまいました。なんというもったいないことをしたのでしょう。

壊した自然は、短時間ではもとに戻りません。

地面をえぐり、コンクリートで埋め立てて、浜辺を陸地に変えてしまった、与論島の持つ天然自然の美しい浜辺は、もう戻りません。

2008年12月2日(火)

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