有形文化財の旧喜屋武家の住宅主屋、旧田場家の住宅主屋、旧上里家の住宅主屋、旧伊礼家の住宅、旧知念家の住宅フールを周り、ハブ博物公園のハブ酒の最高値は、1本30万円でした 第102回沖縄訪問(6)
有形文化財の旧喜屋武家の住宅主屋、旧田場家の住宅主屋、旧上里家の住宅主屋、旧伊礼家の住宅、旧知念家の住宅フールを周り、ハブ博物公園のハブ酒の最高値は、1本30万円でした。
【恩納村前兼久から南へは豊見城市・糸満市・南城市、北へは与論島を駆け回りました その6】
「王国村・城下町」に行きます。ここの城下町(旧民家群)のうち、旧喜屋武家の住宅主屋、旧田場家の住宅主屋、旧上里家の住宅主屋、旧伊礼家の住宅、旧知念家の住宅フールが、2008年4月18日国の有形文化財登録原簿に登録されました。
沖縄の本島をあちらこちらまわってみても、昔の素朴な家の跡は、ほとんど残っていません。
あるのは、琉球村、沖縄海洋博覧会場、おきなわワールドなどのテーマ館に移築された民家が残っています。
記憶にある、現存する文化財で、今でも利用されている民家は、浜比嘉島の吉本家のお屋敷です。
移築された民家は、畳も新しく、観光客に「靴を脱いで自由に上がって下さい」と、案内があります。
中央にある、仏間には、実際のなくなった方の墓誌はありません。つまり、建物だけが残されていて、祖先の慰霊は別の処にあります。
一緒にまわっている朝日会の長老の方に尋ねてみました。
「戦後間もなく、前兼久でも、このような民家があり、周りには、ガジュマロが残っていたのですか?」と、尋ねると、「はぁ、残っていたさ。どこの家も瓦葺きの平屋だったさ。」との話でした。
開発が進み、残念ながら、ガジュマロは家の壁に食い込んでくるので、切られ、風除けのフクの木は、日当たりが悪くなるので、どんどん伐採されてしまいました。
次に見た施設は、日本で唯一珊瑚礁から生まれた「サンゴ地ビール」を展示即売しているお店です。
「ハブ博物公園」では、ハブ酒の作り方や、見本の展示がありました。一番高いハブ酒は、1升瓶の中に、大きなハブが1匹口を開けて睨んでいるハブ酒で、1本30万円でした。
ハブ酒を飲んだら、どんな効果があるのか、朝日会の人に聞いてみました。
にんまりと笑って、「気持ちだけさ」との返事でした。
沖縄の地域で、都市化が進んでいる場所や、恩納村前兼久村でも、滅多にハブが出没することはありません。
ハブが出るのは、ジメッとした温かい雨の日に、防風林の石垣の中とか、サトウキビ畑のネズミを狙って、出てくるような場合で、耕運機でサトウキビ畑の仕事をしているときには、足にかみつかれるようなことはないそうです。
2008年11月30日(日)