恩納村前兼久のお正月 第82回沖縄訪問(9)
恩納村前兼久お正月の水の神様、海の神様に感謝の礼拝 金城正浩さん宅で沖縄のお節料理をいただきました【沖縄県恩納村前兼久の年末・お正月の過ごし方 その9】
朝になると、ホテルでは、恒例の餅つき大会です。餅をついて、その餅で雑煮をいただきます。
松葉博雄は、昨夜が遅かったので、餅つきも忘れて、寝ていました。奥さんがロビーに行って、つき立てのお餅が入った雑煮を持ってきてくれました。
ぼちぼち起きて、10時から前兼久村の新年のお祈りの行事があるので、そちらに行くことにしました。
なぜお行事があるのが分かったのかと言うと、恩納村前兼久村では、拡声器で村中に響き渡る声で、新年会の案内があるのです。
鎮守のあるお宮に行くと、まず最初に、氏神様にお参りして、その後、水の神様にお参りをします。
金城正則さんの家の前を、少し那覇の方向に進んだところに、村会議員で当選した、宮崎さんの温室があります。
温室の裏に、前兼久の皆さんが昔使っていた、水の源泉があります。そこで水への感謝のお祈りをします。
もう一つ水の神様の所に行って、水神様に感謝のお祈りをします。2ヶ所でお祈りをしました。
神戸や都市では忘れていた、生活の源である、水、食べ物、火、祖先など、感謝しないといけないことがたくさんあります。
金城正則さんのお兄さんから、「家に来ませんか?」というお誘いをいただいたので、金城正浩さんのお家に行くことになりました。
金城正浩さんのお家は、前兼久共同市場のすぐ斜め向かいです。
こちらのお家に、金城さん兄弟が全員集まっています。
沖縄の家庭のお正月料理は、本土のお重箱に入った、お節料理とは少し違っています。何が違うかと言えば、魚の色が違います。賑やかなカラフルな色をしています。
昆布のお料理も沖縄の特徴です。豚肉、魚、根の物の野菜、かまぼこなどが、盛りだくさんに並んで、どれからいただこうかと、箸が迷ってしまいます。
金城正浩さんのお家で、お正月料理を頂いた後は、朝日会に新年のご挨拶です。
船には、門松のように、松を立てています。
朝日会の会員の皆さんは、特別に、お正月の礼服を着ているわけではありません。普段のように、カジュアルな格好で集まっています。
兵庫県の山崎町から来ている青年、高井くんも来ていました。
今日のお正月の前兼久のお天気は、穏やかな、強い日差しの過ごしやすいお天気です。
正月なので、午前中から、お酒を飲んでもいいのです。
普段なら、皆さんがお仕事をしているときに、朝日会のテントでは、酒ばかり飲んでいると、厳しいご意見をいただかないように、日中はお酒を控えています。
正月らしく、日本酒があり、その中には、なんと、金粉が入っています。
とても飲みやすい正月用の祝い酒です。当然、会長のお話を聞きながら、今年も皆さん、仲良くやっていこうということになります。
それぞれのお家から持ち寄ったお正月料理は、朝日会のテーブルの上に並んで、各家庭のお正月料理の短縮版と言えます。
早いピッチで、朝からもうかなりのビールと清酒、泡盛を頂いています。午前中から大っぴらに飲んで、騒げるのが、お正月のいいところです。
この後、一旦ホテルに戻って、少し休憩をします。
2007年1月1日(月)