与那覇岳の比地大滝と自然水の水汲みの場所は、車が混むと、すれ違うのに危険性があります 第89回沖縄訪問(7)
那覇岳の比地大滝と自然水の水汲みの場所は、車が混むと、すれ違うのに危険性があります。ガードレールのない道は、ずるずるっと落ちそうです。【お盆行事と恩納村のエイサー祭 その7】
ヤンバルクイナの自然保護センターの方向に向かっています。
ヤンバルの自然は、どんどん壊れていますが、それは、林道がついて、車で簡単に行ける様になりました。
車で奥深く入って来て、自然を壊す、あるいは、動物を捕獲するという人が増えたからです。
ヤンバルクイナの自動車事故も増えています。車のライトに目が眩み、立ち竦んで、轢かれてしまうのです。
今年は台風や大雨の影響で、林道は荒れていました。ヘゴヤシの木が倒れ、道を塞ぐほどで、大きな崖崩れもありました。
4輪駆動車で塞がれた道を超えて、進みます。
亜熱帯性の森林は、意外に覆土が薄く、根こそぎ倒れた根っこの部分を見ると、えぐられた覆土は10センチぐらいの薄さで、その下は土のない岩でした。
これでは、一旦、覆土が流されると、植物が芽が出るには、長期間掛かりそうです。
亜熱帯性気候は、突然、雲が現れ、シャワーと言われる雨を降らせ、植物にとっては、自然の水が撒かれ、生育条件には適しています。
滝の水の採取が出来る所まで来ました。立派な滝です。水を飲んでみると、味が違います。
でも、最近は、なるべく生水は飲まないようにと言われています。
比地大滝は、最近の雨で、水量は豊富です。
地道は雨に濡れ、枯れ葉が積もり、滝の側まで山を下って下りていくのは、滑りそうで、危険でした。
ホースに引かれた自然水の汲み取り口に行き、ポリタンクを片山正喜さんが取り出して、1か月分の飲料水を汲んでいます。
今日は平日ですが、土曜日、日曜日は、混む日があるようです。
道は狭くて、車の対向やすれ違いでは、事故が起きてもおかしくないほど狭い、危険な道です。
車を降りて、採取口の自然水をコップで受けて、生で飲んでみました。生水は危険」と言われていますが、ここなら、大丈夫と思って、飲んでみました。
なぜ危険かと言うと、空中から薬剤散布をしていたら、薬液が混入するかもしれないからです。冷たい水は、少し甘みがあり、カルキの入っていない水は、喉に優しく入っていき、暑かった体が、気持ち的に涼しくなってきました。
周りを見れば、珍しい蝶々が飛び交い、生い茂った樹木で、太陽の直射日光は塞がれ、下界とは温度が違う清らかな、涼しい森林浴を楽しむことが出来ました。
2007年8月25日(土)