恩納村冨着村のガンチョウさんで、ハガキは届きませんでした。 第87回沖縄訪問(2)
恩納村冨着村のガンチョウさんで、ハガキは届きませんでした。この勝負、松葉博雄と片山正喜さんが勝ちました。
【沖縄の伝統行事「ハーリー」は、旧暦5月4日に行われます。「ハーリー」が終わると、沖縄は梅雨が明けて、夏の高気圧に包まれます その2】
「おんなの駅」で野菜の買い物をした後、いったんホテルに戻って、少し荷物の整理をして、休憩です。一眠りしてから、朝日会に行きます。
今日は、とても潮が良く引いて、珊瑚礁の外側の方は、岩が見えるほど、潮が引いていました。
沖縄の6月の太陽の陽射しは強く、西に傾いた陽も、まだまだ肌を焼くほどの強さを感じています。間もなく時間は、夕方の5時になります。
ホテルの隣のマンションの工事は、さらに進み、基礎部分は進行しています。ホテルが建つと、片山正喜さんの家は見えなくなりそうです。
夕方になって、金城正則さんのお家に行きます。まず、金城正則さんのお家ですることは、本土で行われている漬物の糠漬けをするために、糠床を作って、野菜を漬けることです。
神戸で買ってきた糠と、すでにある程度醗酵した糠床を混ぜて、タッパに入れて、これから糠床を作ります。
よく手で練り合わせて、酸素を入れます。そして、十分にかき混ぜた後は、今日買った、ナス、キュウリ、キャベツを漬けます。これを一晩おいて、明日、頂くことになります。
野菜の汁が出てくると、糠床は、水気が多くなってくるので、糠を継ぎ足していきます。
この糠のかき混ぜは、糠床を可愛がってあげると、いい味が出てきます。さて、これはうまく根付くでしょうか?まず今日は、よく混ぜて漬けておきます。
これから、朝日会に行きます。さて、今日は、朝日会では、何が出るでしょうか?今日の朝日会は、集まりが大変遅くなっていました。
月曜日のハーリーに向けて、各地区の若い人たちが集まって、前兼久漁港で、ハーリーの練習をしています。
見ていると、簡単に見えても、ハーリーの船を手で漕いでいくということは、腰も手も体中が大変に疲れる作業です。
呼吸が合って、亀が両手を広げて泳ぐように、ぴったりと水を掻かなければ、船は競争相手に負けてしまいます。
何チームか練習をしていました。いずれのチームもみんな、頭を坊主頭にして、若い筋肉の硬そうな人たちの集まりです。
朝日会は、随分変わっていました。まず、テーブルが新調されています。このテーブルは、別注で作ったそうです。
それから、水槽が増えていますが、水槽を置く白いペンキを塗った台も別注で作ったということです。
ハーリーのために、席が設けられて、テーブルが増えています。驚いたことには、倉庫のほうにハーリーのためのビア樽がありました。このビア樽は、オリオンビールから寄付して頂いたそうです。
夕暮れ時に、少しずつビールを飲んで、話が弾みます。
お隣には、山城良一さんが来ました。今回は、前回の、「冨着ガンチョウで、神戸からハガキが届くかどうか?」ということを、実際にやってみて、「届くか、届かないか」ということについて、皆さんが自分の意見を出しています。
しかし、ほとんどの人が「届く」と言うことに対して、実際は届きませんでした。そうすると、「届かない」という人の勝ちです。
片山正喜さんと松葉博雄の二人だけが、「届かない」ということで、勝ちました。
沖縄の夕暮れ時は遅く、7時から8時頃になって、少しずつ薄暗くなっていきます。ビールを飲んでいる周りでは、ハーリーの練習の「エイエイ」と揃った掛け声と、波しぶきが聞こえてきます。
この後、金城正則さんのお家にお邪魔しました。金城正則さんのお家で晩御飯を頂きました。今日は、饒波棟重さんが、松葉博雄にと、チキンの唐揚げを持って来てくれたので、これを頂きます。
いろいろお話をして、10時ごろお開きとなります。
利絵ちゃんとクレアちゃんが、ホテルまで送ってくれました。ありがとうございました。
2007年6月14日(木)