松葉博雄のシュノーケリングは、1時間で何キロ進むでしょうか? 第86回沖縄訪問(12)
【沖縄本土復帰35周年記念日は、5月15日です。日本プロゴルフ選手権大会が沖縄で開催されました その12】
引き続き、海の中の様子を見てみます。珊瑚の小さな芽もたくさん出ています。この辺りでは、テラジャー(巻貝)がたくさん見つかります。
食用としては、ウニがたくさんいます。ウニは、珊瑚の小枝を被っていたり、草を被っていたりして、カモフラージュしています。
よく見ないと、はっきり「これがウニ」という形をしていません。一度、隠れ蓑をとって、出した写真です。少しずつ、このように生態系が戻ってくると嬉しいのですが、まだまだ珊瑚の死骸だらけの海です。
あちらこちらに珍しい魚や珊瑚を、探してみます。ウニも上手に隠れています。珊瑚の岩や、海草を見つけて、うまくカモフラージュしています。
とても綺麗な水の場所に行きました。それは、船が港から出るために水路を作っている場所です。
やや深みがあり、水の流れも良いのか、たくさん魚が集まってきています。
水深は、どんどん深くなって、10メートル、20メートルの深さになっています。ここには、魚がいっぱい集まっていることが分かります。
しかし、残念ながら、他の場所で見るような、珊瑚の綺麗さはありません。午後の2時に一度上がって、周りを見て、どこに誰がいるか確認をして、またシュノーケリングです。
水深が10メートル以上の深い場所で、シュノーケリングをするのは、沈むことがないと思っていても、下の深い海の深淵を見ると、やはり怖さはあります。
2メートルぐらいの足の届く場所も、10メートル、20メートルの場所も、同じことだと思うのですが、怖さの気分が違います。
水深が深くなると、光は届かなくなり、暗く見えます。
2、3メートルの浅い珊瑚礁だと、光を通して、輝く亜熱帯の海を感じます。
周りの位置を確認するたびに、時々は、陸地の方を見ては、今の自分の位置を確認することが必要です。
サンマリーナホテルが、右にあるか、左に見えるかで、方向が確認できます。
金城正則さんが刺した、ミノカサゴです。
これは、トゲが猛毒なので、触れると大変な腫れを起こすので、ミノカサゴは、逃がしています。
シュノーケリングの足につけたヒレ(フィン)をあおるように上下させ、海の底を見ながら、2時間ほど泳げば、距離はどのぐらいになるでしょうか?
プールだと、2000メートルの練習は、約1時間で終わります。ヒレをつけて、素足より早く泳げるので、2時間の距離は、相当なものです。
2時半ごろまた、船に上がって、休憩です。ウニを捌いてみます。
塩で洗って、ウニを食べます。片山正喜さんは、オニオコゼを獲ったようです。これは、猛毒です。触ると大変なことになります。
ウニを捌いて、殻についたウニの卵を出して、すするように、吸引しながら、ウニを食べると、潮の香りが、とろけるウニの味と一緒に、口いっぱいに広がってきます。
まさに、猟師の味を堪能できて、幸せ一杯の気分に浸っています。
2007年5月15日(火)