本当は、危ないんです。本当は、珊瑚礁の外に出るのは危険なのです。本当は、海は怖いのです。でも、今日は優しそうな海です。

本当は、危ないんです。本当は、伊計島の珊瑚礁の外に出るのは、危険なのです。本当は、海は怖いのです。でも、今日は優しそうな海です。第131回沖縄訪問(8)

本当は、危ないんです。本当は、珊瑚礁の外に出るのは、危険なのです。本当は、海は怖いのです。本当は、引き潮にさらわれると怖いのです。でも、今日は優しそうな海です。

勝連半島です。勝連半島の木も沢山台風で折れたり、葉が散っていました。

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台風の波のせいで、砂がどんどん上に上がってきています。

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波が、潮が、海流が、砂を運び、浅瀬がさらに砂を帯びて、水位が下がっています。

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痛かった珊瑚礁も、砂に覆われると、裸足であの向こうの珊瑚礁まで歩いて行けそうです。

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麦わら帽子のあご紐を、しっかりあごに括って、砂地の広がるあの向こうまで、風に向かって走って行けたら、誰かが待っていてくれたら、行ってみたいなあと思います。

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平安名島を通って、伊計島に渡ります。すばらしい海とすばらしい景色です。

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どこもかしこも、台風9号で、緑に覆われた島は、すっかり裸にされてしまっています。

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有料海水浴場は、台風が来なければ、今頃ビーチで遊ぶ若い人たちの声で、きっと賑わっていたはずです。

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伊計島の山道を走っていると、所々に沖縄の墓地があり、つい先日、エイサーが終わった後なので、お墓にお参りした跡が見られます。

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伊計島の、地元の人しか知らない、人気のない場所に車を止めて、藪を通り抜けていくと、目の前に、青い海と、青い空と、白い雲と、白い波が見える、あこがれの珊瑚礁の海が見えてきました。

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着きました。ビーチに入ります。その前にお弁当です。

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松葉博雄の奥さんが作ってくれたお弁当は、炊き込みご飯でおにぎりを作っています。

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炊き込みご飯の出汁は、アワビの煮汁です。美味しい煮汁で炊いた炊き込みご飯が美味しくて、片山正喜さんは感動しています。リーも欲しがっています。

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片山正喜さんは、海に入る前に、お弁当を半分だけ食べて、残りはまた海から上がって食べるように残しています。松葉博雄も、小学校の頃、ご飯を食べた後、すぐ泳がないように教えられました。

この後、水中カメラに移ります。

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今日の伊計島の海は、小さな魚の群れがたくさんいました。サンゴも海草もたくさんあり、水も透き通っています。

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遠浅なのでかなり遠くまで歩いて行って潜って、シュノーケルをします。水中では会話ができないので、片山正喜さんの目印になるように、松葉博雄の腰には浮き輪をつけたロープをつないでおきます。

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片山正喜さんが予想したとおり、きょうの伊計島の潮の流れは緩やかで、これだとリーフの外に出られそうです。

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普段は、リーフの外に出ると、強い波の引き潮で、沖の方にさらわれてしまう心配があります。

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水中カメラを両手で構えて、足につけたフィンを煽って、片山正喜さんの後から着いていきます。

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潮が引いた浅瀬は、藻がゆっくりと潮に揺れて、時おりコバルトスズメが姿を見せます。

次は、サンゴや魚をたくさん紹介します。

2011年8月17日(水)

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