伊是名島のトライアスロン(いぜな88)は、毎年10月に開催されます。

伊是名島の民宿には、瑞寶雙光章(ずいほうそうこうしょう)が掲げられていました。第127回沖縄訪問(19)

伊是名島の民宿「いずみ館」で、目が覚めたのは朝の7時21分です。こんなに早く起きる事は珍しいので、朝日を写真に撮ろうと、思い立ってすぐに伊是名島の伊是名村役場に行き、少し小高い所から海の方向へ向かって写した写真がこれです。結果的には、太陽が十分照っていません。

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少しずつ周りが明るくなってきて、中学生は学校に向かって登校が始まり、車の行き来が少し増えてきて、仕事が始まる前のようで、2000人未満の離島にも、朝の活気を路上にも感じるようになりました。伊是名村役場の周りを見てみると、すぐ近くに診療所がありました。

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沖縄県立北部病院付属 伊是名診療所です。あちらこちらに立っている村役場の看板を見てみると、伊是名の村長さんは前田政義さんです。

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ガジュマルの木の下に円台を作って、診療所を訪れる、村の皆さんが座れるようになっています。小鳥のさえずりを聞いて、朝の散歩が終わって、7時50分から民宿いずみ館では、朝ご飯です。

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朝食は、グルクンの唐揚げ・湯し豆腐です。おかわりをする程よく食べました。

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食堂の壁を見ると、なんと、ここのオーナーの泉さんは、天皇陛下から瑞寶雙光章(ずいほうそうこうしょう)をもらっています。瑞寶雙光章は、公務に長年尽くした人に授与される勲章だそうです。

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瑞寶雙光章を飾る立派な額縁は、10万円もしたそうです。

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いずみ館で泊まった部屋です。畳の部屋に布団と、テレビ、小さなテーブルだけの簡素な部屋ですが、島の民宿らしい部屋です。民宿としては部屋数が多く、とても大きな建物です。

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いずみ館を出るとき、支払いをしようとフロントに行くと、マジックで請求書がかかれているのに驚きました。1泊2食で、5250円、ビールを飲んだら、500円追加で、209号室の松葉博雄は、5750円でした。トライアスロンのポスターを切って裏紙を利用した請求書領収書です。

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いずみ館の女将さんが言うには、伊是名島では、毎年10月に『いぜな88トライアスロン』が行われて、トライアスロンの直前から、全国の出場者が伊是名島を目指してどんどん集まって来ます。

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中には、トライアスロンに毎年出場しているグループが、県単位で宿泊し、毎年が、同窓会のように賑やかになるのだそうです。順位よりも毎年集まる競争相手の元気な顔を見て、練習の後に飲むお酒が美味しくて、その美味しいお酒を飲みたくて来ているよう人もいるようです。

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伊是名島のトライアスロンは老舗です。2010年度で、歴史は第23回になっています。A組は単独で水泳・自転車・マラソンの競技を行います。A組の定員は500名です。B組は3人1組で3つの競技を分担します。定員は50組150名です。

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この出場選手に加えて、応援団、サポーター、控えの選手など多くの人が、伊是名島に宿泊するとなると、民宿はどこもいっぱいになり、そこで、トライアスロンの時の10月だけ営業する民宿もあるようです。いずみ館もなかがわ館も、観光シーズンの夏と10月のトライアスロンの時が、一番賑やかだそうです。

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民宿いずみ館を出て、自転車で島を廻ろうと、宿の女将さんに、どこが良いか尋ねると高い山があるので、自転車で登るのはキツイから、車で送っていってあげると、景色の良い岬に連れて行ってくれました。

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民宿の女将さんが案内してくれた所は、伊是名山森林公園です。確かに来てみると、自転車で登るには、顎が上がりそうな高いところです。

伊是名島では、自転車を置いていても、誰かがちゃっかり持って行くことはないそうなので、安心して自転車を置いて山頂に登ることができました。山頂付近から海の方を見ると、9時ちょっと過ぎに運天港に向かうフェリーが見えます。

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伊是名島の一番高いところにあがっています。ここからの景色は絶景ですが、今日は曇り空なのが残念です。

向こうに島が繋がって見えるのは、伊平島です。潮が満ちてきてます。屋那覇島も見えます。

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絵はがきよりも美しい景色です。何が美しいかと言えば、電線がありません。看板もありません。電柱鉄塔もありません。低い丘と、丘を隔てる海、そして向こうには伊平島の山が重なり合って、何が向こうにあるのか知りたかったらおいでおいでと呼んでいるように見えます。

2011年2月23日(水)

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