沖縄産 亜熱帯植物、冬は家の中に入れて越冬、 野外なら、防寒対策が必要
沖縄の亜熱帯植物 の育成は、水と温度との調整です。冬になると、部屋の中に入れて、夏の暑いときは、水をこまめに給水します。わざわざ扶養家族を増やして、苦労しています。 第146回沖縄訪問(21)
沖縄のヤンバル地方をドライブすると、
亜熱帯植物が沢山繁っています。
神戸に亜熱帯植物を持ち帰り、
暮らしの周りに亜熱帯植物を置いて、
沖縄を身近に感じたいと思います。
むやみに、ヤンバルの亜熱帯植物を、
勝手に採取してはいけません。
許可を得て、所有者から亜熱帯植物をいただき、
しばらく水に浸して、
帰るまで枯れないようにしておきます。
もちろん、沖縄に置いておく亜熱帯植物もあります。
今回神戸に持ち帰るのは、
片山正喜さんからいただいた、
沖縄の琉球アサガオの、根のついた蔓です。
どこにでも自生しているクワズイモも、
観葉植物として神戸で育ててみます。
ヤンバルのツアーをしているとき、
時々は雑木林を伐採して、
捨てられている亜熱帯植物を、
見つけることがあります。
こんな時は、ヤッター!と思えるほど、ラッキーです。
沖縄なら、捨てられる亜熱帯植物でも、
神戸で育てれば、立派な観葉植物になるからです。
拾ってまで育てようとする、
こういう行為を、奥さんは
あまり歓迎してくれません。
これから夏に向かう頃は、
亜熱帯植物も育てやすいのですが、
水が切れると、枯れてしまいます。
秋になって、冬が近付くと、
亜熱帯植物の温度管理が問題です。
寒い冬は、家の中に入れて越冬するか、
野外なら、防寒対策が必要になってきます。
拾った植物でも、育てるとなると、
扶養家族になり、扶養家族を育てるとなると、
また苦労が増えることになるのです。
だから大変なのに、それでもまた、
亜熱帯植物を拾ってきて、
育てようとすることに、
奥さんは呆れているようです。
神戸に帰る朝は、名残惜しく、
恩納村の海をしばらく見て、
レンタカーを運転します。
沖縄レンタカーは、過当競争に巻き込まれ、
事業縮小が続いているようです。
社長さんに、過当競争の状況を聞かせて貰いました。
レンタカーの車が空いている時は、
大手の旅行会社が募集する旅行パックセットに、
車一台500円で貸すこともあるそうです。
これでは、過当競争の行き過ぎです。
那覇空港で朝昼兼用の食事をして、
ANAの便で、神戸に帰ります。
以前のように、
ANAのマークが入った飛行機ではなくて、
ソラシド航空の飛行機です。
ANAの名前で乗客を集めて、
機体はソラシド航空の機体を使うというこのやり方は、
先ほどの沖縄レンタカーの車を使って、
大手旅行社がパックツアー客を集めるやりかたと、
通じています。
2時間近くのフライトですが、
九州の手前位から降下が始まり、
段々高度が下がって、四国を過ぎて、
鳴門を過ぎると、
明石海峡大橋が眼下に見えてきます。
飛行機の中では、奥さんと手帳を見ながら、
沖縄モードから、神戸モードに頭を切り換えるように、
これからの計画の打ち合わせをしています。
5月の連休が間もなく始まり、
その後、事業決算のことや、
賞与の査定などがあります。
神戸空港からの帰り道、
ポートライナーから、
客船「サンプリンセス」が見えました。
サンプリンセスは、
南半球を巡るクルーズから神戸へ入港して、
この日はターンアラウンド
(下船客と乗船客の乗せ換え)を行っていたようです。
沖縄の滞在中、
韓国で起きた修学旅行の
船の沈没のことが、頭をよぎります。
こんな大きな船が座礁して傾いて、
そして沈没していく、そんな光景を、
テレビで見たニュースの映像と、
重ね合わせて見ると、旅の楽しさと、
事故の恐ろしさが、同居しているように思いました。
2014年4月21日(月)