沖縄恩納村前兼久の朝日会での餅つき大会は、地域社会に溶け込んできました。
沖縄恩納村前兼久の餅つき大会では、まだ餅つきで怪我人は出ていません。段々餅つきが上手になっています。 第145回沖縄訪問(12)
沖縄に餅つきの文化を紹介しようと、片山正喜さんと松葉博雄が考えて、朝日会で餅つきを始めたのは、2008年のお正月からです。あれから7年、朝日会には沢山の人が餅つき集まってきています。
普段、朝日会の会費は毎日500円ですが、今日はお正月行事なので、1000円と特別会費になっています。
蒸籠で餅米を蒸しています。お米が蒸し上がると、臼と杵を使って打ち始めます。
13時頃です。子供達が集まってきました。大人達も集まってきました。
7年も続けていると、小学生だった子供達も中学生や高校生に、中学生だった子供達は大学生になっています。
朝日会のテントの中には、お家のオードブルを朝日会に持ってきてくれている人もいます。
家で食べる料理を、朝日会で皆で食べようという、温かい志です。
餅つきには、願ってもないほどのよいお天気です。汗ばむほどの気温です。こんなに日が照ると、もう、神戸の4月頃の感じです。
女性の参加者は、日焼けを気にしています。沖縄の直射日光は、紫外線が強く、油断すると肌が焼けて、シミの原因になります。
普段、女性が朝日会にいるのは珍しい事ですが、お正月の餅つき大会には、お手伝いに女性が集まって、華やかになってきます。
片山正喜さんの指導で、餅つきにはかなり熟練してきました。仲程學さんも、餅つきの経験を、ホテルと朝日会で積み上げていて、もはやベテランの聖域にはいっています。
餅つき大会の目的は、大人達よりも、沖縄恩納村前兼久の子供達に餅つき体験をしてもらうことです。
その為には、大人達が素晴らしいパフォーマンスを見せる必要があります。大きな杵と小さな杵が交互に搗き合って、餅を裏返す仲介の人の三人が、息ピッタリとなるのが正しい餅つきです。
ところが、当初は三人の息がピッタリとは合っていませんでした。危険なのは、振り上げた杵を背後の人に当ててしまうとか、餅を裏返す人の手を杵で叩いてしまうことです。
蒸籠で蒸した餅米の1枚目を打ったときに、素早くテーブルに持って行き、片栗粉をまぶしながら、大きな餅の塊を、小さな餅に形良く整えていきます。
きな粉と、あんこと、それから大根おろしでいただきます。人気が良いのは、きな粉餅です。
松葉博雄は、あんころ餅をこねる役です。なるべく薄く、あんこを餅で包む、高等な技術が必要です。
2014年1月1日(水)