ヤンバル国頭村の安田(あだ)の集落には安田漁港があり、安田ヶ島に渡る船が出ています

ヤンバル国頭村の安田(あだ)の集落には、安田漁港がありました。  安田ヶ島に渡る船が出ています 国頭村の安田漁港は、周りに何もない、静かな漁港です。 第143回沖縄訪問(11)

ヤンバルツアーから、道路は海岸線に出てきて、

海が見えるところに来ました。

向こうに見えるのは安田の海です。

その先に見えるのは、安田ヶ島です。

以前、第80回沖縄訪問のとき、金城正則さんと一緒にここに来たことがあります。

そのとき、あんなに近い安田ヶ島に、

船を使って渡ってみたいなと思いながら、

まだ渡ったことがありません。

2008年8月の、第99回沖縄訪問の時に、飛行機から安田ヶ島を写した写真があります。

なかなかチャンスのない航空写真で、

この時はお天気にも恵まれ、

かなりはっきりと安田ヶ島が撮れました。

片山正喜さんは、この辺の地理にも詳しく、

安田ヶ島がもっと近くで見えるところに、車を移動します。

安田ヶ島がすぐ近くに見える場所を、

車を運転しながら見つけていきます。

どの辺りが一番良い景色になるのか、

運転しながら思い出しているようです。

安田ヶ島もみたいけれど、もうそろそろお腹が空いてきて、

昼ご飯を食べる時間です。

安田小学校の近くを、ぐるぐる回っています。

安田の村に入る県道の近くに、

ヤンバルには人が少ないのにも関わらず、

かなり大きなホテルのような建物が見えました。

安田の集落をぐるぐる回ってみても、

沖縄そばを食べさせてくれるような飲食店は一軒もありません。

片山正喜さんは笑いながら、

こんなところに食べに来る人がいるもんですかねぇと笑っています。

もう一度、安田の港に帰ってきました。

小さな漁港ですが、製氷工場もあります。

ほんのわずかの船のために漁港が作られ、

周りをコンクリートで塗り固めています。

沖縄の北部振興政策の予算で、

小さな村でも立派な港を作っていっています。

北部振興も大事ですが、自然を守る、

むやみにコンクリートで浜を壊さないことも、大事だと思います。

自然保護と振興は、両立出来ないものでしょうか。

片山正喜さんが案内してくれて、もっとよく見える所に行きます。

安田ケ島の魅力のあるところ、

すぐそばに見えるところまで来ました。

『みんなのオアシス 安田』の看板がありました。

「この豊かな自然と安らぎのある暮らしを未来に残したい

安田区の環境保全活動にご協力下さい。」

安田区環境保全基金というものがあり、地元の協同店や公民館に、

募金箱が設置されているようです。

この看板はその基金で制作・設置されています。

片山正喜さんが昔見た、安田の浜辺は、

コンクリートと、コンクリートブロックで覆われています。

あの綺麗な安田の浜辺は、少ししか残っていません。

残っている部分の安田の砂浜には、

人が来ないのか、ツタが浜辺を覆っています。

このツタには、朝顔を小さくしたような花が咲きます。

このツルの名前は、ハマヒルガオです。

浜辺の入り口には、断崖絶壁があり、

荒々しい沖縄の岩肌を見せてくれています。

安田小学校のすぐそばです。自然のままにしておけばいいのに、

何かかんか、色んなものを積み上げて

、自然を壊しているように見えます。

もったいないなぁと思います。

また小学校から出て行きます。

少し高いところから、安田村を見た景色です。

とても綺麗です。

高い所から見れば、海岸がかなりコンクリートで覆われていることが、一目瞭然でした。

安田の集落を離れて、さらに北に向かいます。

途中に、工事中の風力発電所がありました。

風が強いところなので、風を使った発電装置を作っています。

沖縄の風は、強いときには、たとえば台風の時には、

風力発電機までを倒してしまうほどの強風が吹くことがあります。

安田の近くで建設中の風力発電所は、これから工事が終わると稼働します。

原子力発電所の危険性が現実になった今では、

風力発電所への期待は高まります。

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2013年6月13日(木)


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